妹から混乱LINEが届く。
「朝はああいったけどステキだったチューにめんじて関大(寛大の誤字)な妹はあさってのウワキを許してあげるよ」と、
「急にどうした」と返すと
「私だってお兄ちゃんのカノジョとかいいながらパパともさ、かんがえてみたら同罪だから」
確かに朝はそう言われたとき同じ事を少しだけ思った。オマエだって親父とヤってんだろうよと。
口には出さなかったけど。
「レナはヤバイからやめなよ、あいつはまだ子供なんだからさ、そのぶんババァにヒーヒーいわせてやれよ」
「わかった、ごめんな」
親父のハーレム構想というのは俺の推測であって親父が言ったわけじゃない。ただ言えることはあの家の中の狭い家族関係だけでとことん社会的なタブーを繰り広げ性的な快楽を楽しもうとしていることだけは確かだと思う。そのために母親と婚姻を結び夫婦となってレナを娘にした。だけと妹は物心着いた頃から長い時間をかけて調教したがレナは違う。百歩譲って母親は大人だから自分達のしていることの重大さを理解しているので外部に漏らすことはないかも知れないが子供のレナが口を滑らせない保証はない。誰かに一言でも「パパがレナにエッチなことする」と言えば全てがおしまいだ。
目隠しをして高層ビルで綱渡りをするようなものだろう。転落しない方が奇跡と言える危険な「おたのしみ」だ。
レナと妹は年齢的に罪を免れ温かく保護されるだろうがその分親父と俺、そしてもちろん幼い娘を性的犯罪者の性的暴力を黙認、いや積極的に荷担し手を貸した
母親も重罪として裁かれるだろう。
そんなリスクを犯しても親父の狂喜を止められない「洗脳」とはマジで恐ろしいものだ。特にレナは元々の精神疾患があるので薬物の効果も相まって抜け出すのは容易じゃない。いや、正しくは「不可能」なのだ。親父はその事を誰よりも深く知っている。人間の深層に根付く自らも逆らうことのできない闇の専門家なのだから……
親父が言ったようにあのクリニックのクソ野郎にもう一度来いと言われればおそらく妹はまた自分の小便とクソ野郎のクサイ小便を飲まされにイソイソと出掛けて行くに違いない。妹も親父の完全なセックスドールにされている。親父が喜ぶなら躊躇することなく自分の体を犠牲にするだろうと思う。
それくらい妹の精神破綻と傷口は深刻だ。そういう意味ではむしろ先天的な精神疾患のあるレナの方がまだ傷口は浅いと言えるのではないか。
母親の脳がどこまで傷つけられているのかは明後日の夜に分かるはずだ。
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