「あの女ともやるの……」
日付が変わる頃までやったあとさすがに疲れてベッドで仰向けになっている俺に背を向けたまま妹がいきなりそう言う。
「なに?」とぼけたが無駄だった。
「月曜日、ここにレナと二人でくるんだろ?……知ってるよ」隠しても無駄だ だった。
「誰に聞いた」と肩に手をおくと体をよじって拒否された。
「だれだっていーだろ!答えなよ、ヤるんだろあのババアとよ」
俺が困って口ごもると寝返ってこちらを向く。
「レナともやったんだろ?そして今度はあの二人と?ワタシはお兄ちゃんのオンナじゃなかったの?」こんなにヤりたい放題にヤるだけやっといて……と、なじられた 。返す言葉が見つからなかった。
「お兄ちゃんって……パパといっしょだね」そう言ってまた背中を向けた。
「誰に聞いたんだ、でもこれにはさ……」言い訳をしようとすると被せるように「もういいよ、ヤれよ、レナとレナのママとオマンコしまくるんだろ?パパもお兄ちゃんもキチガイだよ、こうして妹とも、自分の娘ともシェアしてさ」一気に吐き出した。
妹は自分を兄の、俺のカノジョだと思っていたのだと 知った。ならば当然これは重大な裏切り行為だろう。妹の後ろであぐらをかいて座ると「やめるよ……あさってはキャンセルする……お前がイヤならヤらねえから」と言う俺に背中を向けたまま「うそだ」と拗ねる。
「嘘じゃねえよ、ナンなら明後日も俺と一緒にいろよ。
そう言うとようやくこちらを向いてくれると「ほんと?」目はまだ伏せたままだ。
抱き締めると今度は抵抗しなかった。
「ああ、本当だ約束する」やっと目を合わせてくれると微笑んで「じゃあキスしてあげてもいいよ」と言う。
長く、長く舌を絡めた。ついには妹が俺の背中を三回叩いてギブアップするまでそれは続いた。
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