また少年の頃のように淫夢を見てしまった。
その夢の内容に自己嫌悪で自嘲的に夜中目覚めると一人で笑った。情けない夢だった。
ここ数日間抜いてないので精嚢がはりつめていて精液を外に排出したがっているのだろう。かといって夢精が促されるほど俺も若くはないってことか……困ったものだ。
妹ではなかった。レナだった。いや、妹もレナの母親も参加していたが直接絡んでいたのはレナだった。
レナが細く小さな手で俺のぺニスを扱いていた。
何故か中世ヨーロッパの戦士のような鎧を身につけたレナの母親がレナの背中を撫でながら言うのだ。
「ママはねこんなの着ててできないからレナ、がんばってね」と。
無言でレナは扱き続け顔を寄せる。
レナと二人っきりの夜を思い出していた。まさにあのときのレナの舌だった。
俺の胸の上に跨がりピンクの筋とプックリとした長いクリトリスの袋が目の前にあった。
そう、あの夜と同じだ。レナの片手が後ろにまわるとその割れ目を広げて手マンを求める。ぺニスを強く吸引しながら頭を上下にふるレナの刺激に興奮してしまった俺は求めに応じるしかなかった。
まさかと思うような白濁した滑り汁が広げた割れ目のどこからともなく流だし俺の捏ねる指でイヤらしい音をたてて糸を引く。
そう、俺はあのときもその指の匂いを嗅いでいた。
あんなに丁寧にレナがあまりの刺激に俺の手を押さえたほど洗ってあげたのにまだ仄かに匂いが残っていた。
レナのママがレナの尻の肉を引っ張って肛門を広げた。
「レナ?お兄ちゃんがね、レナのここに入れたいんだって……どうする?」と言う。
俺のぺニスで口を塞がれているレナが「んう~ん?(い~よ)」と言う。すると母親がいつの間にか妹に変わってレナの体を抱き上げると俺の股に跨がらせたのだ。そしてレナの体を後ろから抱えながらゆっくりと沈める。自分の体重で下腹部どうしが密着するまで深く……俺の下腹部にレナの暖かな二つの尻の肉がのし掛かる。妹が「さあ、いくよぉレナ、いい?」そう言うとレナの体を上下に動かす。レナが垂らした長い髪の間から瞳孔を開いたキラキラした目で俺をじっと見つめる。そして……あの天使のような笑顔で微笑んだのだ。そして口を開いた。
「おにいちゃん……レナのお尻の中にだしてもいいよ」
だけど、もしかしたらそれは妹の声だったかも知れない。レナの口は動いていたが声は妹のものだったのだ。
そして目が覚めた。
勃起したぺニスをパンツの上から触ると我慢汁で濡れていた。危うく夢精という危ないところだった。
そのまま擦ってしまおうかとも思ったが思い止まる。
親父との電話を思い出していた。そして少しだけ親父の企みを知った気がする。
「お前には失望したよ」そう言われた。
親父が言うには自分の倅である俺には親父と同じ性癖があると期待していたのだと、そして何がしたいかと言うと親父と娘、つまり俺の腹違いの妹、そしてレナ、今日婚姻届をすると言うレナの母親も含めて一つ屋根の下でハーレムを楽しむというものだった。
俺が全ての女たちを孕ませて子を産ませその子供たちと更に淫乱な性交を重ねる、その子供たちどうしも……
そんな事が理解できるはずがない。
それならなぜ俺の子を孕んだ妹を中絶させたのかと聞くと笑ってほざいた。
「ばか、子供を妊娠させたら終わりだろう、アイツはまだまだ若い。法的に許される年齢になったら何人でもお前の子を産んでくれるさ」それまでもっともっと深く調教しておくのだと言う。
その構想の一つとしてレナの母親と結婚するのだとも……
夫婦ならば大概の淫行は家のなかでは許されるからだ。妹の母親もそうするつもりだったが病死してしまった。俺のペニスの皮を剥かせたのも多分親父の命令だったのだろう。
もしかするとこの家族の中では俺だけが孤立している存在なのかも知れない。
親父はソドムの市を実際に開こうとしているのだろう。
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