妹の部屋は俺の部屋の隣にある。
俺の部屋のドアを開けると正面に真っ直ぐ廊下があり左に妹の部屋のドアが、右にはトイレとドレッサー、妹の部屋の隣にもう一部屋のドアがあって廊下の突き当たりが親父の部屋だ。トイレの先にはクローゼット、そして階段がある。さの先にもウォークインクローゼットがある。
妹の隣の部屋は親父の書斎となっている。
親父の部屋は広い。16畳ある洋室だ。事務机まである。ソファーがあり何故か料理屋の小上がりのような、いや茶室のような畳の小さな部屋まである。まあ本当に小さなもので3畳半しかない。意味がわからないがちゃんと障子の引き戸の仕切りもある。
俺と妹の部屋は狭い。書斎として使っている部屋も全て8畳しかない。あの母親と暮らすならば親父の部屋は十分な広さがあるし俺が家を出れば俺の部屋が空くからあの娘が使えばいい。妹の部屋の隣であり親父たちの部屋との間に書斎の一部屋があったほうが何かといいだろうと思う。できるだけ遠いほうが親父と母親の夜の営みの雑音が聞こえなくていいだろう。娘の部屋に行くには廊下を通って妹の部屋の前を通らなければならないので足音など何かと不都合がある。親父の(母親もだが)愚行に少しでも障害となったほうがいい。
つか、妹の電話で誰かと話してる声がずっと壁越しに聞こえる。大きな笑い声も。
時間潰しに書いているが俺のダメなところは妹が俺の部屋に来るのをソワソワして心待ちにしているところだ。
セックスはしないが射精だけはさせてくれると言っていたのた。本当に懲りないアホなダメ兄だと我ながら思う。思うがしかし覚えたての快楽にどうしても逆らえない。情けないがそれが正直なところだ。
しかし……いつまで電話してるのか。もうすぐ日付が変わるというのに。
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