親父の鬼畜さを書くことで自分を擁護や事故弁護するつもりはないし、ましてや妹に何らかの責任を被せようなどとは微塵も思わない。タイトル通り俺はダメ兄でダメ人間。俺も人間のクズに変わりはない。
妹を犯し、妹の同級生とセックスし親父の極悪非道を自分の保身のために告発もできずにただこの場から逃げることを選択した。
「お兄ちゃんはあの女の正体が見えてない」そう言った14歳の妹の方がよっぽど前が見えていたわけだ。
金のために自分の娘を悪魔に売り渡すような女と暮らすのかと毒づいた俺を親父は鼻で笑った。
「カネ?それだけであの女がここまですると本気で思ってるのか?……本当におまえはガキのままなんだな」と。
「先週もな、あの娘とホテルに行ったがな俺が昔のあいつ(母親)のように娘の股を広げてオマンコ舐めてる時にあいつは娘の手を握って頭を撫でてたんだぞ……これがわかるか?」
めまいがした。リビングが傾いたかと錯覚するほど。
あの母親は親父に娘が目の前で性的愛撫をされているのを黙認どころか娘をなだめ励ましていたという。
膣への侵入はまだしてはいないという。しかし……
「後ろは頂いてるがな」
ヘラヘラと笑って言う親父を俺はその時に拳で殴り倒すべきだったのだろう。 だけどダメ人間のクズらしく俺は何もできなかった。
「あの母親も楽しんでるんだよ、もちろん娘もな。俺の調教からは30を過ぎて子供を生んでも逃れられないのさ」そう言ってコーヒーカップを皿におくと俺を不気味な狂気の目で見上げるとついにドロドロと薄汚い毒を吐き出して見せたのだ。
「お前のだあいスキなあの妹もな……」
「俺は、来週中にはこの家を出る」声が上ずっていた。そう言った俺の顔も見ずに親父が呟いた。
「好きにしろ……ただし一人で出ていけ」
「オヤジ、いい加減にしないとオリの中に入る事になるぞ」最後の抵抗の俺の言葉にもただニヤリと笑うとやっと俺を見上げてこう言った。
「その時はお前も道連れだ、覚えとけ」
もう親でも何でもない。そう思った。
妹の部屋のドアの外から声をかけたが返事はなかった。もちろんその後もベッドにも来なかった。
朝食も取らずに家を出てきたが今日はアパート探しをするつもりだ。
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