「私はパパのもの」
妹のこの言葉で俺はずっと今でも妹は親父の性的な縛りにドップリと浸かっていて抜け出す気はないものと思っていた。でもそれは間違いだと気づいた。妹は親父との性的な関係を精算しようともがいている。それを俺の協力を求めている気がする。助けを求める相手がまた半分血のつながった「兄」であり、その兄もまた自分の体を求めているという不幸はあるものの、親父と繰り返す肉体的関係を全くの他人に知られて助けを求める勇気は14の妹にはないのだろう。わかる気がする。
妹は今出掛けている。親父もどこかへ行ったまま帰ってこない。俺の前にはあの子との手切れ金として渡すはずの現金五万円が入った封筒が置いてある。
いったい俺は何をしている?そしてこ先あの可愛らしい妹をどうするつもりなのかと自問自答を朝からずっと繰り返している。
童貞の俺26年目にして初めて女の体を教えてくれた妹を俺は手放す事ができるのだろうか。10歳からあらゆる性行為を教育され実践され続けた親父のセックスマシンの妹の超絶的なテクニックから俺は抜け出せるのか。
この事には触れないでおこうと思っていたが勢いで書いて見たいと思う。
親父が娘の体に事実上の侵入をしようとしたずっと前から妹は父親の性的な虐待を受けていたのだ。それはまだ妹の母親が健在だった頃からだったと妹が告白している。
母親の目を盗んでは頻繁に娘に性的な愛撫を繰り返していた父親。最初は無邪気に遊んでくれていると思っていた妹も体に沸き起こる快感を覚えるにつれて何となくだが「してはいけないこと」されているのが恥ずかしい事なのだと気づき始めたという。それゆえに母親に知られる事を恐れ幼いながらも懸命に隠していた。それはどれ程のストレスだったものだろうか。
精神科医の親父にそれがわからないはずなどは無かっただろうに。
妹が気づいた時には既に遅かった。
妹の体は父親の性行為で沸き起こる快楽に縛り付けられその快感の大きさから逃れる事ができなくなってしまっていたのだ。
妹が帰宅した。取りあえず話はここまでです。
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