情熱的なファースト キスを交わしてからは、私と弟の関係は、どこか緊張感が生まれた。
たかがキスとは思いながらも、心のどこかに背徳感や罪悪感があって、他愛もない日常も、相手を意識するようになった。
弟が高校受験を控え、志望校に入るのが難しくなると、家族の雰囲気も悪くなり、両親と子供達の関係にも、深い溝が生まれていた。
ヒステリックに騒ぐ母と、無理解な父と衝突していた弟を、私は庇い続けていた。
両親が外出していた時、母に代わって洗濯をしようとしたら、中から異臭がしている事に気づいた。
何かと思って、洗濯物を探してみると、弟のパンツが原因だった。
(病気かも?)
そんな私の不安と対照的に、元気そうな様子の弟。
聞いて良いか迷ったが、心配だったので、
「体調は大丈夫?」
と尋ねてしまった。
「あの、パンツの事なんだけど、」
と言いかけた時、少しはにかむ表情を見せた弟は、私を部屋に呼んだ。
ベッドに腰掛けると、弟は私を隣に座らせて、
「昨夜、お姉ちゃんとエッチしている夢を見たんだ」
と告白してきた。
ドキドキした。
夢の話を始める弟の言葉を、私は黙って聞いた。
夢の中で、私は実姉ではなく異母姉弟で、出生の秘密を知った二人が、家を出てカケオチするという話だった。
逃亡しながら、姉弟である呪縛を解かれた男と女の話は、エスカレートして行った。
(もうやめて、これ以上聞いたら)
そう思っていたら、弟は私の手を掴むように握り、
「見ていて」
と言うと片方の手でパンツを下げて、自分のオチンチンを握って見せた。
私は怖くなって逃げようとすると、弟は私の手を強く握り、
「見ていて」
と念を押した。
ベッドを軋ませながら、激しくアソコを擦る弟は、
「あぁ、はぁ、」
「お姉ちゃん、お姉ちゃん」
「大好きだよ、大好き」
と繰り返しながら、私を見つめていた。
いつしか恐怖心も消えた私は、激しく悶える弟の手を握り返し、片方の手で子供をあやすように撫でていた。
「イク、イクよ!」
そう叫んだ直後、弟のオチンチンから勢いよく液体が噴き出して、私の部屋着にまで飛び散った。
その後も勢いを失いながらも、白い液体がドクドクと噴き出し続け、弟のオチンチンは小さくなった。
(あの匂いだ)
弟の手を握って呆然としている私は、ボンヤリと思った。
「お姉ちゃん、どうだった?」
初めて見る男の子のオナニーに、どう答えて良いのかも分からず、私は黙って飛び散った精液をティッシュで拭き取っていた。
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