最後のバージンを弟に捧げる当日、両親と朝食を摂っていると、母が私の変化に気づいて、
「何かあった?」
と訊ねてきた。
何もないと答えたものの、勘の鋭い母は油断出来なかった。
私も、この日が来るまで、随分と準備をした。
ここ数日は、高価なサプリで、体臭を消したりもした。
初体験の時には、無計画だった事を考えると、随分と進歩していた。
外出する両親を見送ると、家中の鍵を閉めて、準備を始めた。
弟は受験勉強で、昼近くまで寝ていたので、まとめておいた道具を持って、静かに浴室に向かった。
ヨガマットを敷いた上に、通販で買った浣腸器やワックスを用意し、お湯に香料を溶かした。
お通じは普通に出ていたので、腸を洗浄する為の準備になった。
浣腸器で吸い上げたお湯を、肛門から注ぎ込むと、甘い香りが身体中に浸透して行った。
最初は辛いと聞いていた浣腸も、意外と上手く出来て、何度か繰り返して透明な液体しか出なくなった。
1時間を超える作業だったが、禊にも似た行為が、はやる気持ちを落ち着かせていた。
全身をシャワーで清めると、私は下着を着けずに部屋着姿で、弟を起こしに行った。
まだ寝ていた弟の唇にキスをすると、弟は気だるそうに目を覚まし、舌を絡めてきた。
「今日は、いつもと違う匂いがするね」
普段は鈍感な弟が、私の変化に気付いた事が、すごく嬉しかった。
「もう、出掛けた?」
と両親の事を訊いて来たので、出掛けたと言うと、服を着たままの私を、布団の中に引きずり込み、抱き締めながらキスをしてきた。
まるで恋人同士のように絡み合っていたら、弟のオチンチンは、朝から元気になっていた。
(いつもの事)
一通り、姉弟の抱擁が終わると、弟を洗面所に連れて行き、私は脱衣所で裸になっていた。
歯磨きの匂いをさせた弟とキスをしながら、私は弟を脱がせて行った。
浴室に敷いたマットの上に弟を寝かせると、ソープを互いの身体に塗り込み、抱き合いながら身体を洗って行った。
二十歳最初のエッチに、私も興奮していた。
泡だらけのまま、性器同士を擦りあったり、アソコに挿入しては抜いたりと、遊ぶように楽しんでいた。
「そろそろ、ゴムを着けるよ」
と弟が言うと、私は勃起した肉棒を握り、自分の肛門に導いた。
弟は戸惑いながら、私のリードに身を任せていた。
先端が入り口を開いて、深く進入して行った。
完全に肉棒に塞がれた腸は、異物の進入に驚いたように、グルグルと音を立てて動いていた。
「熱いよ、お姉ちゃん」
そう言いながらも肉棒を動かして来る弟に、
「あまり動かすと、キレちゃうから、ゆっくりとしてね」
と言った。
アソコでするエッチとは、まるで別物のアナルセックス。
妊娠する心配は払拭したが、私の身体は新たな快感に目覚めようとしていた。
疼いていたアソコからは、大量の愛液が滴り、いやらしい音を立てていた。
徐々に熱く火照った身体の感覚が消えて行く。
可愛く悶えたい気持ちとは裏腹に、獣のような喘ぎ声が洩れてしまう。
腸の中に何度も注がれて行く精液。
初めてアクメに達した私は、意識を失った。
「お姉ちゃん、お姉ちゃん」
私を呼ぶ弟の声が心地良かった。
しばらく余韻に浸っていると、弟が心配そうに私を見ている事に気がついた。
完全に気絶していたらしい。
意識を失っていた時の私は、まるで何かに憑依されたかのようだったと、弟は恐怖体験を語った。
無事に意識を取り戻した私は、二人で後始末を済ませると、一緒に食事をして、家の掃除や洗濯を済ませた。
片時も離れない弟に、小さい頃の面影を見ているような気持ちになった。
逞しく、私よりも大きく成長していても、弟は弟なんだと実感した。
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