それから、車に乗り当初の予定地を廻りました。
車を降りると必ずお兄ちゃんの腕に絡み付きニコニコ顔で行動してました。
昼食でご当地バーガーを食べていると私が照れながら言いました。
(咲希)「お兄ちゃん、きのう車の中で黙り込んだの あれは、お兄ちゃんのコーヒーを私が飲んだでしょ」
「お兄ちゃんが口に付けたから、私が飲んだら間接キスだったから、嬉しいけど恥ずかしくて黙り込んだんだよ」
お兄ちゃん、軽く吹き出しバーガーの一部が地面に落としました。
(咲希)「あ~ ヒドいよデリカシー無いよ」
少し怒っていました
「これからは、ちゃんとしたキスをしようね」
ズルイですよね。いきなりは、破壊力有り過ぎです。私は真っ赤になり
(咲希)「こんな場所で バカァ」
宿に戻り、荷物を置きまたまた温泉に浸かりました。
昨夜と同じく回れなかった夜店を覗き込み土産などを揃えました。
昨夜と同様に再度、湯に浸かり
違いは、部屋に帰ってきた私にキスをして出迎えてくれた事です。
そして、お互いの布団で寝ていたら
私は、立ち上がってました。
「ん? 咲希どうした?」
(咲希)「お兄ちゃん」
私は、自分の帯を緩め足元に落ちました。
それから、肩から浴衣を落としました。
一糸纏わない全裸でお兄ちゃんの目の前に立ってました。
「おい、咲希 服を着なさい」
(咲希)「咲希は、もう お兄ちゃんだけのモノ 咲希の全ては、お兄ちゃんだけのモノだよ」
そのまま、お兄ちゃんに倒れ掛けました
お兄ちゃんは、受け止めました。
まだ、肌寒い夜でしたが恥ずかしさで体は熱かったです。
「咲希、お兄ちゃんはとって咲希は、大切なんだよ だから、これからの行動は大切にしようね」
裸でしたが、お兄ちゃんの布団に入り抱き締めて体温を感じながら眠りに就きました。
朝になり、目覚めた時 昨夜の行動と裸の自分を理解し体中か恥ずかしさで真っ赤になりました。
逃げようにも、お兄ちゃんの腕が力強く逃げれません。
そのうち、お兄ちゃんも眼を覚ましました。
真っ赤な私にキスをしてきました。
「咲希 スゴく綺麗だったよ」
私は、枕をお兄ちゃんの顔に押し付けました。
(咲希)「お兄ちゃん、約束 私が良いと言うまで目を瞑ってくださいね。約束ですからね」
私は、脱ぎ散らかした浴衣を羽織り、急いで着付けました。
その後、色々と有りましたが半日は真面に顔を見れませんでした。
二人して帰宅しました。
部屋に荷物を置きに行くと、姉がノックして入ってきました。
(姉)「咲希 旅行は如何だった」
(咲希)「うん 最高の思い出だったよ。忘れることがない大切な思い出にね」
(姉)「そうなんだ、想いは届いたの?」
(咲希)「うん、お兄ちゃん 私を彼女にしてくれたよ」
(姉)「良かったね。お母さんも喜んでいるよ」
(咲希)「えっ? お母さん 気づいているの (泣)」
(姉)「当たり前でしょう 私達の母親だよ。気付いていないのは、鈍感な男達だけよ。咲希から、ちゃんと お母さんに言いなよ」
私は、混乱して母を裏切った気持ちになりました。
その晩、直接にはムリでLINEで
(お母さん 私はお母さんを裏切りました。最低な娘です ご免なさい だけど お兄ちゃんを好きな気持ちが止められない ご免なさい)
泣きながら送りました。
部屋で泣いていたら、お母さんが部屋に上がってきました。
(母)「咲希 いいかな」
私は母の声を聞き、大泣きしました
(母)「咲希 何を泣いているの」
(咲希)「お母さん ご免なさい」
「兄妹として、イケない事をしました。ご免なさい」
床に踞って泣いている私を春は優しく撫でてくれました。
(母)「どんなイケない事をしたの 咲希が悔いること?」
(咲希)「お兄ちゃんが好きで、お兄ちゃんに好きな気持を伝えました。お兄ちゃんに彼女にして貰いました。お兄ちゃんが好きで好きで誰にも渡したくない。でも、私は妹だからイケない事、お母さんを傷付けた最低な娘です。ご免なさい」
もう、家に居られないぐらいの気持ちでした。
(母)「翔の事が好きなのは知っているわよ。お母さんの自慢の息子
そして、咲希は、お母さんの自慢の娘です。」
「その二人が、付き合うなんて お母さんは嬉しいわよ。自慢の二人
見る目が在るわよね」
(咲希)「??? 兄妹だよ」
(母)「だから? あのね咲希 あなた達は戸籍上は兄妹よ」
「だけどね、血は繋がってない義兄妹同士は結婚できるのよ 識らなかったの?」
(咲希)「???エッエッエッ」
「お母さん、私 お兄ちゃんとも結婚できるの?」
(母)「問題なし 戸籍上の兄妹だけど、血縁関係では他人と同じよ」
驚きと嬉しさ 諦めていた関係が問題ないと知り、涙が止まらなかったです。
(母)「やあね、翔も真琴も理解しているから絶対に だからこそ真琴も応援していたし、翔も知っているから彼女とか言ったはずよ」
「この子は、勉強は出来るの学校の勉強だけで他は全くダメね。よくそれで、今回の旅行でイケない事をしたわね。」
私は真っ赤になりました。
無言でいましたら
(母)「翔なら信じているけど、まだ孫はダメだからね。」
???? キャ~
(咲希)「お母さん、何を言っているの 私達はそんな事をしてませんから。」
(母)「そうなんだ、うんうん やはり自慢の息子だね。筋が通る男だね。まぁ、これから翔から話があると言われているからね。 ふふふ 咲希、長年の想い 叶っておめでとう」
パタパタと足音を立てて、母は出て行きました。
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