部屋に戻りましたが、少し冷えたのでお互いに温泉に入り直しました。先に上がっていた お兄ちゃんは土産店で購入した地酒で飲み直しをしていました。
私はお兄ちゃんの隣に座り、盃を奪い
(咲希)「内緒ね」
そう言って呑んでしまいました。
(咲希)「こんな味なんだね」
「こら、子供には早い」
(咲希)「お兄ちゃん、好きです」
「はいはい、ありがとう」
私の頭をポンポンとしました。
私はお兄ちゃんに凭れ架かりました
(咲希)「お兄ちゃん」
顔をお兄ちゃんに向けていたので
「何?」
(咲希)「昼間の電話で女性の名前を口にしていたけど 彼女さん?」
「いや、サークルの仲間」
(咲希)「お兄ちゃんの番号を知っていたし、何だかプレゼントとか話していたし、仲が良いんだね。名前も下の名前だったよ」
「いや、プレゼントじゃなく土産らしいよ」
(咲希)「ふ~ん、お土産とか個人的に貰える関係なんだ」
(あ~、イライラする)
「いや、皆にも買っているんじゃないかな」
(咲希)「ふ~ん、じゃあ皆に連絡しているんだね」
(私、お兄ちゃんに絡んでいる?)
「大学生になったら、色々あるの。咲希もいずれ分かるよ」
私は、納得してません。
当たり前ですよね。私でもそんな都合の良い話 信じるわけ有りません
お兄ちゃんが、モテる事は昔から知ってます。
会話が途絶え、お兄ちゃんは自分でお酒を注いで飲んでいました。
私は、落ち着くためLINEをし始めました。
姉に半泣きメッセージを送ってました。
2本目の二合徳利が半ぐらい減りだした時、私はお兄ちゃんにもたれ掛かりテレビを見だしました。
「咲希、重いぞ」
もたれた状態で腰を手で叩きました
(咲希)「わたし、太ってない」
それでも離れずにいました。
暫くしてお兄ちゃんが、声を掛けてきました。
「仁美、明日も有るから寝よう」
私の中で歯止めが効かなくなりました。
(咲希)「お兄ちゃんが好き」
そう言って、お兄ちゃんに抱き付きキスをしました。
驚いたお兄ちゃんに軽く突き飛ばされました。
(咲希)「この気持ち、もう止まらないの 昔からずっとお兄ちゃんしか見てないのよ。お兄ちゃんじゃなきゃイヤです。」
「女性の名前なんか聞きたくないよ、彼女とか作ったらイヤ」
キツく抱き付き、かなり強引なキスをしました。お兄ちゃんが遠く離れてしまう恐怖がありました。
お兄ちゃんを畳に倒し、上から乗り掛かり何度もキスをしました。
そのせいで、浴衣の前合わせが乱れ、お兄ちゃんの視線先には下着が見えていたはずです。
私は馬乗りになった時には、帯で浴衣が落ちないだけで、腰の辺りに絡まるだけで上半身にはブラだけの状態でした。
いつの間にか、私は泣いていました
(咲希)「イケない事は分かっています。でもね、ずっと好きだったの」
「私のお兄ちゃん。優しいお兄ちゃん。お兄ちゃんにとっては、私は妹でしかないの?」
「頑張ったんだよ。好きになったらダメだって」
「頑張ったんだよ。妹に成り切れるように」
「頑張ったんだよ。忘れる事を」
お兄ちゃんの上で大粒で泣いていました。
「でもねでもね。苦しいの、とても苦しいの お兄ちゃんがいつかは居なくなる事を考えると壊れちゃうの咲希は。」
今まで、我慢していた気持ちが爆発しました。
馬乗りになり、大泣きする私。
馬乗りしている私をお兄ちゃんは抱き寄せ頭を撫でてくれました。
「お兄ちゃん、ダメな男だな」
私の顔を手に挟み、今度はお兄ちゃんからキスされました。
私は嬉しくてキスをしながら涙を流していました。
「咲希 お兄ちゃんの彼女になって下さい」
私は、何度も頷きお兄ちゃんの胸元は涙と鼻水でびしょ濡れでした。
それでも、何度もキスを繰り返しました。
それから、私の手を取り布団まで引っ張り私を横たえ、またキスを始めました。
お兄ちゃんに、しっかり抱き締められ腕の中に私を護るような格好で二人して、眠りにつきました。
朝になり、私は眠っているお兄ちゃんにキスしていたら眼を覚ましました。
私は、朝方まで乱れていた浴衣でしたが、今は隙のない着付けでした。
(咲希)「おはようございます。お兄ちゃん」
お兄ちゃんに、抱き寄せられ
「おはよう 彼女さん」
そして、キスをされました。
私は、真っ赤な顔とフニャフニャした顔をしていたそうです。
その後に、二人して朝風呂に入り着替えて大広間で朝食を頂きました
私は、お兄ちゃんの世話をしたがりました。
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