ちょっと安心したので改めて長いキスをしました。
そのあとは他愛もない世間話をしてベッドでゴロゴロしていましたがそのなかで記憶に残った話題には妹の再婚話と例の姉妹と私との話ですね。
妹にその気があるなら、二人が幸せになるなら全力で応援するつもりだと言うと珍しい物でも見るような眼で私を見て「へっ、いいんだ」と小馬鹿にしたように笑いました。「いいもなにも、仕方ないじゃん」と私が言うと「懲りないんだなぁ~」と笑い「んな事言ってるから私が居なくなっちゃたんでしょ?」と、
「あっ」
そうでした。今が幸せすぎてあの辛かった日々を忘れかけていたんです。
「で?どうすんの?いいの?」と意地悪く追い立てる妹を抱きしめ「ダメ、もう誰にもさわらせねぇっ!」
そう言うと私の胸の中から呟きました。
「ありがと。 大丈夫だから、どこにもいかないから。 だいじょうぶだからね……」と。
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