あの日は翌日、妹は会社があり6時には駅まで送らなければなりませんでしたので早々にチェックアウトしましたね。ちゃんと着替えも用意されていて女と言うものは凄いなぁと感心しきり。よく男の浮気は簡単にバレても女の浮気はなかなか見抜けないと言われますがなるほど、と思います。使うシャンプーまで気をつけているんですから。
私が赤いゴム紐を丁寧に丸めてバックに仕舞うとき妹が「それ、あとで洗ってよ」と言うので「だめ?」と聞くと顔をしかめて「洗ってくれなきゃ次はないから」と、痒くなったりしたら嫌だからと言いますので仕方なく洗う約束をして持ち帰りました。
早い時間でしたので他の客にも会うことがなく無事にホテルを出ました。あのエレベーターって良くできていて指定階まで止まらないので他のカップルと乗り合わせる事が無いんですね。……って、誰でも知ってるのかも知れませんが何かと勉強です。
妹を駅まで送ると次は姪っ子のお迎えですが予定は午後と言う漠然とした約束でしたので一旦家に帰ることにしました。まだ8時まえでしたが親父は既に畑に出ていて居ないようでした。家に入り妹の着替えを洗濯機に放り込みゴム紐を約束通り洗って部屋干ししました。親父には飲み会で遅くなるので今日は仕事をサボると言ってあるので少し部屋で眠ることにしました。この時期のこの家業はこんなときに有り難いと思いますね。 ま、皆は真面目に頑張ってるんでしょうけど。
2時間位眠るとホームセンターで買い物があることを思いだし出掛けましたが店舗内であまり出会いたくない人に会ってしまいました。地元なのでよく知り合いには会いますが妹の同級生の女性とその妹の二人です。妹の方はまだ確か28? 9?位で既に子持ちで出戻り、家で家事手伝い、とは聞こえが良いですが要するにブラブラしてるんですね。実家はやはり農家ですので生活に困ることがないのでしょうね。姉の方は既婚者で夫は勤め人だったと思います。が、なぜ会いたくないかと言うとその妹のが私を気にかけてくれているらしいと言う話があって以前、親父からどう思うかと聞かれた事があったのです。もちろん結婚相手として、です。妹にも姉の方から遠回しに話があったようで「1回抱いてあげれば?」なんて無茶な事を言われていました。男の子が1人いますが別れた旦那の方に取られてしまい全くのフリーのようです。まだ若く容姿もそれなりに悪くはありませんので再婚もそう難しくは無さげなのになぜ狙いが私なのかよくわかりません。でも、もしも妹が離婚をしなければ、そして私と暮らす事にならなければ考えたかも知れませんね。大酒飲みと言う以外はまあまあ可愛い部類の顔立ちですしね。でも、その大酒飲みというのが私はダメなんです。その子の離婚の原因も酒絡みのように妹から聞いていましたから。
姉の方から声をかけられてしまい挨拶を交わしたあと私の妹の話や先方の妹の話しなどをしたのですがいつしか話がとある神社の話になって縁結びがどうとか……
これはまずい展開だと思いましたがやはり姉の方から妹に「今度連れていってもらえば?」なんて言葉が出てきて慌てて話を逸らしにかかり冗談にしか聞こえなかったという体で早々に別れたのでした。まさか自分の妹と夫婦状態だとも言えませんので……
そんなこんなでホームセンターでの時間潰しも成らずまた一旦家に帰る羽目となりました。
家に帰ると部屋にぶら下げたゴム紐も乾いたようなので石鹸の臭いになってしまった残念なゴムを買った時のように綺麗にまとめると私の宝箱の中に……
私のベッドの下には引き出しが2つありその中には施錠されたアルミ製のアタッシュケースが入っています。
読んだ方はドン引きするようなものが幾つか入っているのですが……キッチン用具のジプロック、は商品名かな?ジッパーですかね、密封保存用の透明なビニール袋が何枚か入っていてこれらは大切なコレクションなんです。
私が高校生の頃から集めだしたもので未だに時折は実用している物です。 って、もうお分かりだとは思いますが、妹の汚れパンツを盗んだのが何枚か、正確には特にお気に入りの4枚が個別に保存してあるんです。もちろん妹も知らない事です。妹が家に居たときはもちろん19歳でデキ婚して出たあともつい最近まで私の大切なたいせつな宝物だったのです。その方面の趣味の無い方にはただの汚物でしかないかとは思いますが恋しい妹の尿やたぶんオナニー汚れも混じったと思われる染みは年月と共に香りが薄れてはいても長年に渡って私の性的な興奮を掻き立ててくれた素晴らしいアイテム達なのです。
妹は昔から何故か水色系が好きらしく全部が縞模様やドット柄、または単色であっても4枚とも水色系です。なので黄色の染みは青と混じって少し緑がかってみえますがジッパーから久々に取り出してその汚れた部分に触れてみるとやや強ばって固くなった感触が未だに残っていて改めて感動です。 妹で先程何回も抜いた後でなければきっと1回抜いていたと思います。
ドアチャイムがなり玄関ドアの鍵が開けられる音がして親父の声がしました。
慌ててジプロックに仕舞いアタッシュケースをベッドの引き出しに戻して降りてみると町会の新年会への出欠調査が回覧されていたらしく私の記名が無いがどうするのかと言うつまらない話しで来たようでした。
もう昼近くなっていましたので出席にすることに返事をして姪っ子を迎えに行かなければならないからと早々に引き取って頂いたあと言ってしまった手前、仕方なくお迎えのラインも無いまま出かけることにしたのでした。
この親父の登場が後に大変な事態を引き起こす事になるとは夢にも思わず………… あの時もそうでしたが予定外の訪問者ってのはろくな事にならないんですよね。
そう、 アタッシュケースに鍵をかけ忘れたんです………………
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