この街から出たい、でも引っ越す金もない、仕事だって探さなきゃならない、だから今はただひたすら耐えるしかない、そんな話しをしたのが、俺が19才の誕生日でした。
引っ越し費用を貯めながら、求人情報誌を見る日々。
街で話しをしてる人を見ると、俺達親子の話しをしてる猜疑心に悩まされ、母も俺も、夜になるとそれを忘れるために、また肉体を貪り合うのでした。
俺は、仕事で取引がある会社の部長さんに、都会で仕事してみたいことを、何気なく話したんです。
するとその部長さんが取引してる会社が、人手が足りないとのことで、紹介してもいいと言われました。
今いる会社での知識も生かせるし、俺としてはいい話しです。
ただ部長さんに言われたのが、立場上俺を引き抜いたと言われたくない、内密にと言われました。
20才になるちょっと前の話しです。
俺は一身上の都合、東京近郊にある親戚の会社を手伝いたいと理由をつけて、会社を辞めました。
その頃には引っ越し費用と、当面の生活には困らないくらいの貯金が出来てて、母も仕事を辞め、一緒に引っ越しました。
母の仕事も幸運なことに、すぐ見つかりました。
一族親戚にはなんの断りもなく引っ越しました。
この街は人口も多い、俺達のことを知る人は誰もいない、親戚、友人知人もない、縛られていたものから、解放されたような気がしました。
でも、俺達親子は日陰者なんです。
また誰かに知られたら、俺達はまた逃げなくてはならない日陰者なんです。
ここでの生活が順調に推移してきたとこに、母からある提案をされました。
子供が欲しい、驚きました。
その時俺21才、母46才です。
それまでは母が妊娠などなったら、高校の時は父にバレる、高校卒業してからは金銭的な観点から、避妊をしてました。
時々避妊無しもありましたが、俺が外に出すことで、そうゆう事態を避けてました。
当然理由を母に聞きました。
愛する人の子を産みたい、女の本能だと言われました。
可能性はかなり低いかもしれない、でも残り少なくなってきているチャンス、それに挑戦したいとのこと。
母は一つの通帳を俺に見せました。
数百万、入ってました。
母も親から見離されていて、親からの手切れ金的な金だと説明されました。
俺はその夜、初めて母の中に出しました。
たまたま翌日俺、休みだったこともあり、出して出して、出しまくりました。
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