「お前も気持ちよさげだったじゃないか」
私は言うと、妹の目はギラリと剥き出しに、そしてまた平手打ち、バシッ!
「バカッ!」
妹はさっさと衣服を身につけ、そのまま帰っていきました。
終わったな、もう妹との関係は、修復出来ないな、もしかしたら訴えられもするかもな、そう思ってました。
そのくらい、妹の最後の目つき、鋭いものがありました。
いつもなら私の仕事休みの朝、必ず電話が妹から来てました。
それも数週間なく、完全にダメだと思ってました。
でも。
来たんです電話が。
一ヶ月近くたったと思います。
「兄さん、私。今日行くから」
「あ、あぁわかった」
それだけ電話で話しました。
どんな風に来るだろう、私はばつの悪さから逃げていなくなろうか、などと考えてました。
妹は来ました。
意外にも笑顔でした。
そしてさらに意外なことが。
「この前のあれ、忘れられなくて」
妹の方からの要求でした。
15年近いレス状態だったと白状した妹、それを呼び起こしたのは実の兄。
妹のこの前の鋭い目つき、それは呼び起こされた女の本能に、自分で気付いてしまったことに対するものだったらしいのです。
感じてしまった、自分に対する怒りとでもいうのか。
抑圧された欲求が目を覚まし、それに耐えきれなくなった妹、それはセックス好きだった亡き女房をも上回ってました。
やはり妹は落ちていたんです。
髪を振り乱し、淫らに腰を振る妹が、真面目、優等生だった妹のイメージを、私は覆されました。
陰毛脇毛、綺麗処理され、わざわざ兄に抱かれにきた妹。
しかも場所は、亡き両親が見守る仏間です。
あの世の両親、御先祖様は、どのように見ているのでしょうか?
月に二回ほどだった妹の訪問は、私の休みのたびにと変わっていき、私の世話をしにくるのは口実、セックスをしにくるようになりました。
一度、妹がセックス最中に腰を振りすぎ、ギックリになるハプニングがあった以外、順調にセックスしてます。
老人のつまらないお話にお付き合いいただき、誠に有難うございました。
※元投稿はこちら >>