二度、三度、四度、体の合わせ方にも変化を加え、日中観光地を歩いた疲れも忘れ、夜中まで貪りあってました。
息子が求めるなら朝までだっていい、そう思ってた私でしたが、やはり私より息子の方がしっかり者でした。
「母さん、寝ておかないときついから、もう寝よう」
そう言って、同じ布団で寝ました。
朝起きると、隣にいたはずの息子の姿がありません。
しばらくすると、息子が何かを持って、部屋に帰ってきました。
お土産コーナーで息子は、スカーフを買って来てました。
「なんで?」
私が聞いてみたら、息子は私を洗面台に連れて行きました。
「ほら、見て」
首筋のとこを指差した息子、よーく鏡を見ると、首筋にはキスマークが点在してました。
胸にも無数のキスマークが、でもそこは服で隠れるけど、首筋は隠れないからと、息子は気をきかせてスカーフを買ってきたのです。
「朝起きて母さん見たら、これはマズいと思って。このまま朝食に行ったら、中居さんとかに、あの親子、昨夜何してたのってのが、バレバレでしょ」
でもそれを言ったら、布団などモロにセックスの痕跡だらけです。
お互いの体液で汚れた布団やシーツ、使ったティッシュ、完璧にわかります。
それを言ったら息子、やはり冷静でした。
「朝食済ませ、チェックアウトしたらもうここには戻って来ないんだから。朝食の間はまだ部屋掃除に来ないんだから」
「あ、そっか」
浴衣にスカーフってのもおかしいから、きちんと着替え、スカーフで首筋を隠し、朝食へ向かいました。
そしてチェックアウト、二日目の観光へと向かいました。
観光二日目、息子は何度も私に、疲れてないか、眠くないかを確認してきました。
大丈夫って言ってるのに、あまりにしつこいから言い返しました。
「大丈夫だって、きちんと今夜の体力も残すように計算してるから」
息子が照れくさそうに笑っているのを見て、私は大笑いしてしまいました。
心底笑えたのって、いつ以来かなーと思ってました。
心も体も満たされた、充実した二泊三日の旅行でしが、やはり帰ってくると、どかんと疲労が噴出、年齢にはかなわないな、それが実感でした。
長々と申し訳ありませんでした。
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