それは部活中に、娘が入院している病院での出来事だった。
過保護な夫は、私の反対を押しきって、娘を個室に入れて、勤め帰りには必ず病院に立ち寄っていた。
その日、仕事が休みだった夫は、朝から娘の病院へ看病に行っていた。
夕飯を作るのが面倒だった私は、たまには外食も良いかと思って、娘の容態を看る帰りにでも、食事をしようと家を出た。
娘の部屋の前に着くと、処置中の札が出ていて、私が扉の外で待っていると、中から娘と夫の声が聞こえてきた。
「ねぇ、パパ」
「大丈夫?誰も来ない」
「札を出しておいたから大丈夫だよ?」
「でも、やっぱり恥ずかしいよぅ」
「大丈夫だよ」
「父娘なんだから、我慢しなくて良いんだよ」
「じゃあ、するけど、絶対に見ないでね?」
と、娘が言うと中から、
「ジョロジョロ」と水の流れる音が聞こえてきた。
「やだぁ、もう、」
「聞こえちゃう」
「パパ、耳を塞いでよ」
と言うと、
「今、尿瓶を持ってるから、手が離せないよ」
「もう、やだぁ、恥ずかしいぃ」
しばらくしても、音は止まらなかった。
「ねぇ、パパ、オシッコが止まらないよ?大丈夫?」
「本当だ、いっぱい出てるぞ」
「あ、今見たでしょう?」
「布団捲ったもん」
「パパのエッチ、スケベ、変態!」
「それはないだろ?」
「オシッコしたいって言ったのは、オマエじゃないか?」
「だって、我慢できなかったんだもん」
しばらくして
「もう終わったのか?」
「じゃあ、パパがいつものように、拭いてあげるからな」
「やだ、パパ、お布団を捲らないで!」
「いいじゃないか」
「父娘なんだぞ」
「恥ずかしがる事なんてないし、いつかはオマエも、パパやママの世話をしなくちゃいけないんだぞ?」
「でもぉ、恥ずかしいよ」
「あ、イヤ、何するの?」
「ダメ、ダメだよ」
「そんなところ舐めないで」
「汚いよ、汚いから舐めないで」
「いやん、パパの鼻息がくすぐったい」
「あ、あ、ダメ、そこは、そこは、あん、」
「気持ち良いのか?」
「気持ち良くなんか、ないけど、ダメ、ダメ、舐めないで、パパ、パパ、やめてぇ」
しばらくすると、夫が娘の尿瓶を持って、病室から出てきた。
「アナタ、娘に何をしたの?」
「どういうつもり?」
と私が詰め寄ると、夫は慌てた様子で言った。
「ちょっとタイム」
ちゃんちゃん♪(笑)
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