父親は、自分の射精した精液の量を眺めて驚いた。
(こんなに沢山出たのか)
目の前の裸で横たわる娘を見ながら、呼吸を整えながら、余韻に耽っていた。
先に体力を回復したのは、娘の方だった。
まだ腰が抜けて動けない父親の股間に顔を埋めると、ペニスに頬擦りしたり、舌で舐め始めた。
ネットの動画で勉強していた男を悦ばせるテクニックを、娘は実践した。
娘の速攻に、父親の海綿体も、萎む暇も無かった。
充血して行くペニスに反して、貧血で頭に血が廻らない父親は、マットの上で仰向けに寝て、娘にされるがまま、身を委ねていた。
娘はソープを泡立てて全身に纏うと、父親の上に覆い被さり、身体を擦り付けてきた。
興奮した娘は
「お父さん、気持ち良い?」
と訊きながら、淫らに身体をくねらせていた。
昨日までは処女だったとは言え、娘も結婚に備えて、セックスの座学はしていた。
「ねぇ、ママと私、どっちが気持ち良い?」
「ここは感じる?」
等々、娘には答え難い質問に、父親は喘ぎ声をあげて、ごまかした。
馬乗りになった娘の膣に、再びペニスが挿入された。
娘は穴の入り口付近で楽しむように、腰を振りながら、ペニスを半分ぐらい挿入して愉しんでいた。
ずいぶんと要領も解ってきた。
時おり、深く挿入したり、アソコからプルンと飛び出したり、セックスの楽しみ方を覚えて、娘は色々と試し始めた。
二枚目のコンドームを父親に装着して、娘は精液を絞り出すように、チカラを入れてみた。
娘にリードされて2回目にイッた瞬間を、父親は覚えてはいない。
気がつけば、浴室の床には、使用済みのゴムが3枚並んでいた。
夢心地だった。
頭の中には、若い女と身体を絡ませた記憶が巡り続けていた。
気づいた時には、娘の部屋にいた。
狭いベッドに裸の父娘が肌を密着させていた。
その温もりが、幸せに感じた。
長年溜めてきた思いを吐き出したせいか、娘の裸に触れていても、邪な欲望は沸かなかった。
「お父さん、起きたの?」
娘の言葉に、我にかえった。
弾力のある身体に、若い肌をした娘は、幼い頃の面影が残る笑顔で話しかけてきた。
他愛もない父娘の会話をしている内に、父親は娘より先に寝てしまった。
その夜、父親は娘と結婚式を挙げる夢をみた。
おわり
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