娘は覚えていないが、父親は遠い昔に、こんな形で娘を抱いていた事を、染々思い出していた。
小さくて、可愛かった娘も、すっかり女らしく育ってしまったが、娘の存在が自分の幸せだった事を思い知った。
後ろを振り向いた娘の唇に唇を交わし、二人は抱き合いながら、身体を絡み合わせて行った。
互いの生殖器を触れては離し、擦れ合う父娘の身体は、徐々に結合しようとしていた。
気分の高まった時、娘は浴室の片隅から、真新しい箱を手にした。
それは午前中、娘が初めて買ってきたゴムだった。
最近は、妻に買いに行かせてばかりだった父親は驚いた。
「お前が買ってきたのか?」
「恥ずかしくなかったか?」
と父親が尋ねると、
「恥ずかしくて、他の物も買っちゃった」
と言って、床に敷き詰められた浴室マットを指さした。
介護用らしいが、床に敷けば、転んで怪我をする心配も無いし、セックスの時も冷たい思いもしなくて済む。
「私が結婚したら、私に遠慮なく、ママとお風呂でエッチできるでしょ?」
「娘からのプレゼントだよ」
と笑顔を見せる娘の親孝行な気持ちに、
(何としても、娘をイカせてやりたい)
(心残りが無いよう、娘に妻となる幸せを、教えてやりたい)
父親は俄に芽生えた使命感を持って、娘の買ってきたきたコンドームを装着した。
そして娘の膝を掴んで開脚させると、慎重にペニスを挿入していった。
「あぅ、」
緊張感の中で、娘は父親が身体に侵入してくる感触を味わった。
アソコに侵入してくる違和感が、背筋から全身をビリビリさせて、声が漏れた。
「痛かったか?」
と心配する父親に
「大丈夫、」
と答えた。
侵入する異物が、アソコを広げて行くように、深く侵入して行く。
昨夜は酔っていて、気づきもしなかった感触に、娘は怖くなり父親の手首を強く握った。
「んふぅ、んぅ」
父娘で鼻息を荒くして、言葉も無いまま、鮮明な感触が全身を貫く。
突き当たりに到達した異物は、子宮を圧迫しながら、娘の排卵を促してきた。
おへその下が、奥の方で疼き始める。
声を殺そうとするほど、鼻息が荒くなり、無意識に呻き声が漏れてしまう。
せっかくの父娘の思い出だと言うのに、考えていたような声が出せない。
成熟していても、まだまだ未熟な身体は、心とは裏腹に戸惑っていた。
(大丈夫、大丈夫)
心が身体に言い聞かせる。
父親が律動し始めた。
摩擦する内壁、敏感な部分を刺激する感覚と、内蔵を突き上げて来るような違和感は、徐々に快感に変化して行く。
心の中で何度も
(パパ、パパ、)
と娘は連呼していた。
強弱をつけていた動きも激しくなり、身体を駆け巡るホルモンが騒ぎ出す。
「いくぅ、いくぅ」
父親に甘えるような声で、娘は見上げた。
ゴムの中には、既に透明なガマン汁が溜まり、射精に備えるように、父親は神経を集中させていた。
そして、
娘の
「イク」
という断末魔にあわせて、父親の精液は拍動的に噴出し、薄いゴムの中に溜まって行く。
ピクピクと痙攣している娘のアソコから、漏れたり破れたりしないように、父親は慎重に引き抜いた。
つづく
※元投稿はこちら >>