気分を高揚させたまま、二人は浴室へ向かった。
父親は娘を抱きながら、娘の乳房を確かめるように、揉み続けていた。
娘は、身体が熱くなって行くのを感じた。
ひとたび味わってしまったセックスの感覚に、子宮も疼いている。
相手は父親だが、母親の夫でもある背徳感。
一度ならず、二度目のあやまちに、ためらうどころか、期待に鼓動が強くなる。
脱衣所で抱き合いながら、父親の手が娘の疼いてる下腹を撫で始める。
スカートを捲り上げ、父親の指がパンツ越しに這い回る。
「あぁん、」
娘は声をあげてみた。
色っぽく悶えて、父親を悦ばせたかった。
大好きなパパに喜んで貰いたかった。
「はぁん、」
父親の耳元で、息を吐くように喘ぐ娘。
「好きだ」
「愛してる」
娘の耳元に父親は答えるように囁く。
嬉しかった。
嫁に行けと言われて、一度は離れた想いが戻ってきた。
興奮した父親の熱い吐息が、肌に触れて痺れる。
娘は、父親と同じように息を吹き掛けてみた。
「あぁ、」
父親が喘ぎ声をあげる。
(パパも気持ち良さそう)
一方的だった昨夜とは違い、愛し合っている事を実感できた。
それが、娘には何よりも幸せだった。
父親の口内に這わせた舌を、父親の耳や首筋に這わせて行く。
負けず嫌いな父親は、娘に対抗して下着の中に侵入させた指で、女の敏感な部分を攻め始めた。
父娘で互いの着衣を脱がせながら、互いの気持ち良い部分を攻め合う。
娘も善戦したが、妻とのセックスで手練れた父親に勝てる筈もなく、父親の口が洗ってないアソコを舐めようとしていた。
「ちょっと、ダメ!」
「そこは洗ってからにして!」
娘は敗北を認めつつ、父親の頭がアソコに近づかないよう、両腕で押し返した。
舌先が娘のアソコに届きそうなところで止められてしまった父親は、娘の対抗意識など知る由もなく、洗っていない汚れたままのアソコを舐めたくて、口惜しい思いもあった。
そんな自分に気づいた父親は、
(俺って変態だったんだ)
と再認識した。
つづく
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