夜中にふと目を覚ますと、2階の息子の繁寿の部屋から何か声がした。
繁寿が21歳の頃だったと思う。
具合でも悪いのかかな? と思い聞き耳を立てていると、繁寿の声と一緒に聞こえてきたのは女の声。
最初は、こんな夜中に、音楽でも聴いているのかと思った。
そのまま、聞こえてくる声を聞いているうちに、体が凍りついた。
妹の亜紀と何かしゃべっている。
でも、その内容が普通ではない会話…
まさか、まさか、二人の会話と聞こえてくる衣擦れの音
目の前が真っ暗になった。
その晩は、朝まで一睡も出来なかった。
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