何回いかされたか、朦朧とした意識の中で、我を取り戻すと、栄介君はベッドに座っていました。
私のお腹には、外して結ばれた避妊具がペトリと置かれていました。
『凄い良かった。もっとしよう。栄介君』
私が誘うと、栄介君は首を横に振りました。
『結衣さん、ごめんなさい。ちょっとキツい』
え?私とではキツいの?いやいやだったのかと思いました。
『そうじゃなくて。実は結衣さんくるちょっと前まで、お母さんとその~』
そう、洋子さんと散々したあとだったのでした。
外された避妊具の中も、ほとんど何も入ってない感じでした。
『明日学校だし、僕受験生だし』
そうだ、そうよね、私は久しぶりのセックスをもっと堪能したかったのを抑え、帰路につきました。
私の部屋も、栄介君の部屋も、灯りがまだついていた、夜11時近くでした。
栄介君を部屋に送ると、洋子さんが奥から顔を出し、私にウインクしました。
そして私の部屋の方を指差しました。
そして私は自分の部屋に帰ると、誠の部屋から灯りが漏れていて、私は誠の部屋を開けました。
灯りをつけたまま寝ていましたが、ゴミ箱には大量のティッシュが捨てられてました。
私が灯りを消して、寝床につくと、弥生さんからメールがきました。
『ちょっと外出てくれないかな?』
私は外に出ると、駐車場の隅に洋子さんと弥生さんがいました。
弥生さんに言われました。
『栄介君連れて出たあと誠君、私んとこに来たんだよ?栄介君とお母さんがエッチしに出かけたってね。私、生理中だからどうしようもなくて、健太がなだめて落ち着かせたら、やはり洋子さんのとこにいったんだって』
誠の部屋のゴミ箱に大量のティッシュがあった、もしかして洋子さん?と思いました。
『違う。私、結衣さんくる前まで栄介としてて、体力がもうなかったんです。だから話しだけしてました。つらかった様子でしたよ、誠君』
そうか、一人侘びしく慰めていたんだなと思いました。
そして弥生さんに言われました。
『こうなった以上、結衣さんも誠君をきちんとケアしてあげないと。その原因を作ったのは私達で、結衣さんもそうゆう行動に出た。責任は同じ。だからわかるでしょ?』
追加するように洋子さんが言いました。
『いい悪いじゃなく、気持ちの問題。結衣さん、イライラしてたんでしょ?誠君もぶつけたい気持ちを言えないでいたのだと思うとこに、栄介とエッチするってぶつけられた気持ち、わかってあげて』
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