私は同い年の洋子さんに話しを聞こうと思いました。
弥生さんの話しは、頭が真っ白で、入ってなかったからです。
まず聞いたのが誠のことでした。
栄介君が誠に洋子さんとのことを話すと、僕もしたいとなり、連れてきたのが最初、夏休みに入ってすぐだったそうです。
可愛いから相手したとのことでした。
次に栄介君や弥生さん、健太君とのことでした。
三年前にここに越してきたとき、洋子さんには付き合ってた彼氏がいたそうで、部屋に彼氏がきてるのを健太君に見られ、まだ小学生だった栄介にバラすと言われたんだそうです。
そのとき健太君はすでに弥生さんと関係ができていて、弥生さん、洋子さん、健太君の関係に、当然栄介にもそれはバレて、栄介もとなったそうで、今回、私と誠も仲間にと、リーダー格の弥生さんの話しになったんだそうです。
その手始めが、まだ幼い誠を、栄介君が誘う、となったそうです。
洋子さんは言いました。
『私達を軽蔑してるでしょ?大事な誠君を…。獣以下だよね?警察に言うなら、それでもいい。犯罪だからね』
でも私も、なんか洋子さんの気持ちが、全然わからないわけではなかったんです。
若くて可愛い男の子から、したいって言われたら、私だって、そんな気持ちが頭の片隅にはありました。
私もセックスから遠ざかること五年以上、欲求だってあります。
洋子さんの話しを聞いていて、もし私が健太君や栄介君に迫られたら、多分、断れないだろうと考えていました。
それに誠のことも、してしまったことを、もうないことには出来ないのです。
現実問題、もしよそに引っ越しても、ここみたいに、なにかのとき協力しあえるとは限らない、母娘家庭グループにもお世話になったり、お世話したりもあるし、いろんなこと思うと、ここから出て行くことの方が大変でした。
洋子さんが言いました。
『良かったら結衣さん、栄介としてみてくれませんか?』
理由を聞きました。
『誠君を誘ったのがうちの栄介だから。栄介も結衣さんに興味あるみたいだし。だから結衣さんに栄介を誘ってもらって』
そう言われると、カーっとなりました。
怒りみたいな感じではなく、それを想像して身体が熱くなったような感じでした。
私はそれを押し隠すように言いました。
『その気になったらね』
そこで話しは終わりました。
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