大晦日に家族四人で紅白歌合戦を見ながら10時過ぎに年越しそばを食べる。ずっと続いてきた年の暮れだった。炬燵越しに何度も恵と目が合う、潤んだ甘えるような目で微笑む恵がいた。クリスマスに贈ったタートルネックのふくらみに目が行くと心が乱れ下半身を刺激した。
「お兄ちゃん、今から初詣に行こうよ」
29日の朝方まで睦み合いそれで兄と妹に戻ると約束した。二人でこの時間に出かけようと言う恵の唐突な提案に返事ができないでいると代わりに母が言葉をつないだ。
「行っておいで。今から行けばニ年参りでしょう。」
母の言葉に後押しされるように恵と車に乗り込んだ。
「お母さんが二人で遊んできなさいって、お小遣いくれたの。後この箱も。」
恵が見せたのはコンドームの箱だった。母が気づいていた事の恥ずかしさと悪戯っ子のような表情の恵への愛おしさが体を包んだ。
恵が纏った薄いピンク色の下着はその細い体を一層引き立たせていた。私は恵を抱くつもりだった。しかし先に抱かれたのは私だった。恵に言われるままに、先にベッドに横たわると恵が私の乳首をゆっくりと舐めてきた。右そして左と舌の先でつつく様に刺激を与えてくる。時間が経つにつれ快感とも切なさともいえぬ言い知れぬ気持ちよさに包まれた。
「お兄ちゃん、気持ちいい?」
恵はそう言うと、体を下にずらしていき、私の中央でいきり立ったものに口を付けた。頂上の割れ目に唇を這わせ、首のところへと細かな刺激を与えた。しかし口に含むのは、頭の部分のみで決していきり立ったものすべてを飲み込むことは無かった。口と一緒に恵の両手が私の体を撫でていく。執拗なまでの頭の部分のみへの愛撫は、徐々に気持ち良さが高まり、ついに全身を貫く体が震える快感が襲ってきた。初めての味わう種類の快感だった。恵を抱き寄せ唇を合わせた。離したくなかった。
「気づいたら本屋さんで立ち読みしてたの、どうしたらお兄ちゃんがもっと気持ちよくなってくれるかなって。お正月用で下着も新しいの買ったの」
その刺激的な下着をゆっくり剥がしていく、つんと立った小さな乳首、ピンク色の濡れた花びら恵のすべてが愛おしかった。花びらの中に指を入れもう一本の指で中心部に円を描いていく、逃げようと動く脚を抑え込んだ。口でもう一度頂上に運び一つになる準備をすると恵が止めた。
「もうすぐ始まるから今日は大丈夫、お兄ちゃんそのままで入ってきて。」
初めて素肌で味わう恵の熱い壺はぬめぬめとしていた。動くたびに襲ってくるぬるっとした刺激が今ニ人がどこまで上り詰めているのかを伝えてきた。頂上に上り詰める直前に今までにない感情が沸き起こった。
「恵、俺の子供産めよ!」
大声で叫ぶと、恵が何度も頷いた。その直後に今までにない密着感と締め付けの中に精を放った。
家族で話し合いもうしばらく、恵と暮らすことになった。両親に見送られて車で帰路についた。家が見えなくなると恵は運転席の私に寄りかかり、さっきまで演じていた妹から私の愛する女にかわた。私も恵も決して元の兄と妹には戻れない、恵を昔のような妹と思うことはできない。二人でルビコンの河を渡ってしまった。
そして連れ帰った恵との全く新しい生活が始まった。
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