窓から漏れている光は蛍光灯の白い灯りではなく赤みがかった裸電球の灯り。
そっと覗きこむと男の背中が見えた。
その下には両脚を開いて組み敷かれている白い肌の女がもがいている。
二人とも下半身を窓に向けているため、顔は見えなかったがなぜだかこの女性が母ちゃんだと直感で確信できた。
組み敷いている男は緩やかに腰を動かし続けている。 組み敷かれている女は組み敷いている男の腰に脚を巻いて腰の動きを同調させてい た。
その横顔は薄暗いこともあって母かどうかは見えなかった。
男が背中を引きつらせ射精すると女もそのたびに感動したように腰を震わせ、先までピンと伸ばしている。
「カズちゃん…」
急に背後から名前を呼ばれてビクッ!として振り返ると澄子さんだった。
「一度家に帰ったんだけど………」
それだけ言うと澄子さんは黙ってしまった。
おそらくもう3時は回っているはずだ。
「まだ…見るの…?」
「…あれって…母さんなの…?」
「うん…毎年…そうだから…」
「毎年?」
「ええ…毎年ここで…朝になって私が迎えにくるまで…」 そうだったのか。
祭りの翌朝姿を見せなかった母さんは毎年ここにいたんだ。
「もう終わると思うけど……」
「ん……」
「……」
母ちゃんのこんなところを見て僕は今まで経験したことのない孤独感と…興奮を覚えていた。
澄子さんもそんな僕の気持ちに気づいてはいるだろう。
それでも、もう澄子さんを求めようとは思わなかった。
小屋の中では男の最後の射精が母さんの膣内に放出された。 すぐに母から降りて着替え始める男……。
僕と澄子さんが小屋の裏に隠れると戸が開く音がして男は去って行った 。
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