今日はまだ誰もいなかった。学校から帰るとシンとした家の中がいっそう寒々として身が縮みそう。
部屋に入って暖房を点ける。温度計は一桁を表示していた。中々温まらない部屋の温度、寂しさが募る。
弟の部屋へ忍び込む。やっぱり寒々としているのは替わりはなかった。
椅子の背もたれにあったセーター、ざっくりしたエンジ色のセーターが目にとまる。
それを持って部屋に帰った。温かさが感じられるようまでには部屋は温度を上げていた。
だから制服を脱いで、下着もすべて脱いでそのセーターをすっぽりと頭からとおす。
大柄な弟にもダボッとしたセーター、私にはミニのワンピースみたいになる。袖が長く指先さえも出ない。
ベッドに横たわり目を閉じる、弟に包まれた気分がする。男っぽい匂いがかすかにする。
自然に指が私の中をかき乱す。昨日もあんなにしたばっかりなのに弟を求めている。
やっぱり自分ではイケナイ。変態に磨きがかかったようで自己嫌悪、でもセーターは着たまま。
机に向かってパソコン立ち上げてみた。袖から指がちょこんと覗く手でマウスを動かす。
下が少しスースーするけど丁度いいくらいの部屋の温度だと思う。
色々調べたりしたけどやっぱり無理だよね、みんなが幸せになる方法って無いモノでしょうか。
もう一度オナニーした。昨日のを思い出しながら、将来弟と暮しながら子供が出来たとか想像しながら。
誰にも祝福されなくてもいいじゃない、そこに弟がいたら。二人で暮して三人になり・・・
妄想でイケた。幸せな気分と快楽に酔いしれたような虚脱感、アソコはグッショリでセーターまで濡らす。
あーああ・・・そのまま返そうかと思ったけどやっぱり悪い気がしたから洗う。
部屋着に着替えお風呂場へ向かうと母が帰って来た。ただいまの声と共に。
弟のセーターをとっさに隠したのはなぜだろうか。ばれてるのに。
手洗いでセーターを洗い軽く脱水かけて部屋に持って帰った。ハンガーにかけて吊るす。
当分このセーターは私が預かっておこう。弟もそれくらい許してくれるだろうし。
もし聞かれたら正直に答えてやる。そのセーターをマッパで着てオナニーのおかずにして汚したってね。
何にも無い月曜日、これから1週間が長いような短いような。
私にとってどうでもいい時間なんですよね、早く週末になってほしい、休みに入ってほしい
弟の受験が終わってほしい、誰もいない世界がほしい、弟と二人だけの世界がほしい
誰も私たちのことを責めない世界がほしい・・・弟が欲しい
※元投稿はこちら >>