幸せなんか人それぞれ。
確かに父と肉体関係なんか、いけないことの最たる例だとわかってます。
でも父も私も幸せなんです。
母も最近、年のせいか、私を気遣って連絡を度々くれますが、やはり邪魔者扱いされたあの時代を忘れることが出来ません。
しかも私は二度、母に騙されました。
程度の低い高校を卒業するとき、就職活動に苦しんでた私、母は祖父の不動産会社で働くことを提案してくれました。
そして祖父と会い、話しをしたんですが、働きたいならうちに来い、そんな態度で、孫に対する愛情などはかけらもなかったです。
一応孫だからみたいな感じでした。
返事保留して、よく考えて、断りの電話したとき、祖父は私に言いました。
『働きたいんだろ?あんな学校でまともな就職口などあるのか?フリーターにでもなるのか?フリーターなど人間のクズがなるんだぞ!』
私は祖父の人を見下した態度が大嫌いでした。
母は私をなんとかという気持ちだったんでしょうが。
二度目は祖母の入院のとき、母が見舞いに来いとの要請を受け、見舞いに行きました。
母の二人目の旦那さんは、私を見ると病室を挨拶もなく出ていき、母と私が病室に入るなり祖母は、私を見てこう言いました。
『あなた誰?』
母は彩美ですよと言いました。
『は?ああそう。なんできたの?』
母と祖母と、どのようなやりとりがあったか知らないですが、母の見舞い要請に応じた私は屈辱でした。
数分の見舞いであとにした私を、母は追いかけてきました。
『ごめん、最近、痴呆症気味なの』
でも私はそうでないのがわかりました。
祖父母は相も変わらず、私が孫だと認めたくないのだと。
私は母に言いました。
自分のことは、父と相談して決めるから、余計な手出ししなくてよい、新しい旦那と子供、祖父母のこと、自分のことを考えればよいと言いました。
父が私を引き取りたいと言ったとき、引っ越し作業を率先してた母も憎しみの対象、しかも母の要請に応じ、祖父母に会った、祖父母の私に対する仕打ち。
お金持ちだからなんなのよ、馬鹿にするな、フリーターだって普通に生きているんだ、父と二人、幸せを邪魔しないで、そう思いました。
母は今どんな立場に置かれているか、詳しくは知りませんが、どうやら前夫と娘を捨てた女とされてるみたいで、それを払拭すべく懸命らしいんです。
相も変わらず世間体な母なんだなと。
それを外野席で笑って見てる私達父娘です。
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