私達以外にも大勢の宿泊客が居るだろう‥多分、その人達やホテルの従業員が廊下を歩いて居るに違いない、そんな中で私達はひとつに成り互いを確かめ合っていた。
朝と言う事で母親は外を意識してか‥声を押し殺し表情を歪め快感に堪えている。
私にしても窓の外が明るく成ってる中で行う行為に激しく感情が高ぶり、あっと言う間に絶頂に達して行ってしまう。
「母さん、行くよ‥出るよ‥」
母親は表情を歪め、大きく頷く。
最後の数回を更に激しく母親の中に打ち付けて行くと、私の背中を強く抱き寄せ激しく下肢を揺すって来る。
最高の快感が私を襲い、私も母親の首に腕を巻き付け、有りったけの欲情を母親の中に、ほとばらせて行った。
再度二人は身仕度を整え直し、母親は乱れた布団の皴を直した。
朝食の会場に向かい自由席で朝食を取る、他人が見ても母子にしか見えない筈なのに、私は何だか気恥ずかしさで食事を食べた気に成れなかった。
食事を終え部屋に戻ると丁度、従業員が布団を上げに来ていた、朝の挨拶をすると従業員は何事も無いようにシーツを外し素早く纏めると布団を押し入れに納めて行く。
母親と私は従業員に行為が有った事が気づかれないかと、内心ではドキドキとしていた。
片付けが終わると、チェックアウトまでごゆっくりどうぞ。と言い残し部屋を出て行く。
大量のティッシュは母親が気を利かせトイレに流してあった。
早めにホテルを出てタクシーを利用して少し観光をしてから昼過ぎの電車で家路に着いた。
家着いてからは父親に対しての罪悪感もあり、旅行の話しも半分、上の空に成ってしまう。
数日が過ぎ学校に行く事も無くなった私がベッドに入って居ると、母親が朝食を知らせに部屋に来た。
「父さんは?」
「とっくに仕事に行ったわよ」
「そう‥母さん、来て」
私の言葉に母親は躊躇いの表情を見せ
「駄目よ、ここは家なのよ」
と言う。
※元投稿はこちら >>