部屋に向かうまでのもどかしい時間。
そのあいだに妹の興味が冷めてしまったら…気が変わったら…気が気ではありま
せんでした。
妹の手を強く握って、ひっぱるように、足早で部屋へと向かいました。
妹はずっと俯いていて、僕に引っ張られるままでした。途中、廊下で
すれ違った仲居さんが「あら、お仲がよくてよろしいですねえ」
と笑顔で声を掛けてきたとき、妹が僕の手を小さくふりほどこうとしましたが、
僕はそれを許さず、より強く妹の手を握りしめました。
緊張と興奮で僕達の手は汗でしっとり湿っていました。
ようやく部屋に到着しました。ところがノックをしても返事がありません。
(こんなときに父さんと母さんはなにをやってるんだ!)
と叫びだしたい気分でした。案の定、妹の顔がみるみる不安に染まっていきます。
兄妹であんなことをした直後に父母と顔を合わせるのが恐いのでしょう、
妹は部屋の前で足を止め、今にも泣き出しそうな顔で首を横に振りました。
僕が引っ張っても頑として動こうとしません。手を放してしまえば、走ってど
こかに逃げ出してしまったでしょう。
焦った僕は父母の力を借りようと思い、ふたりの名前を呼びました。
けれども返事はかえってきません。
ドアに手をかけると、あっさり開きました。鍵がかかっていなかったのです。
「・・・お母さん達いないの?」と妹が尋ねます。
「みたいだね」と僕は答えました。
果たして部屋の中に父母の姿はなく、代わりにといっては変ですが部屋の中央
に布団が、
そして枕元にはティッシュとコンドームが数個、置いてありました。
ようやく事情を察した様子の妹は、部屋の入り口で、呆然と立ち尽くしています。
「ね? 大丈夫だろ? 父さんも母さんもぜんぶわかってるから」
僕は立ったままの妹を正面から抱きしめました。
父母がいなかったことで安心したのか、それとも覚悟を決めたのか、妹はもう
僕を拒絶しませんでした。
妹の身体は柔らかかく、いい匂いがしました。
それは石鹸や香水やシャンプーの匂いではなく、妹そのものの匂いでした。
僕はなかば強引に、妹のくちびるに自分のくちびるを重ねました。
すでに浴場で互いの裸、性器を見せっこしてはいましたが、キスはこれが初め
てです。
童貞でキスの経験などありませんでしたから、それは本能に従っただけの、ぶ
ざまなものだったと思います。
僕は妹のくちびる、鼻の下、あごのあたりを、唾液でべたべたに汚しました。
妹は棒立ちになってされるがままでしたが、鼻息はマラソンをした後のように
荒く、
やがて呼吸が苦しくなったのか、唇を開けて、はあはあと熱い息を漏らし始め
ました。
妹も興奮している・・・その事実が僕をさらに興奮させました。
これまでは妹の下着をオカズにするだけだったのに、今は妹も僕とセックスを
したがっている。
思いが通じたような気がしたのです。
くちびるから顎へ、首筋へ、胸へ。僕は顔を移動させていきました。
畳に膝をつき祈るような格好で、妹のTシャツをまくりあげ、むきだしになっ
た胸と乳首に顔をこすりつけました。
妹は両手をだらりとまっすぐに垂らし、俯いて、はあはあと荒い息を漏らし続
けています。
妹が履いているジャージのゴムの部分に手をかけ、それを一気に引き下ろすと、
クロッチは、布が透けるほど、ぬるぬるに湿っていました。
僕はそこにべっとりと舌を這わせ、オカズとして味わい慣れたパンティのざら
ざらした感触と、
今日初めて味わう妹のおまんこを必死で啜りました。
「布団に行こう」。
そう言って僕は妹に背中を向け、素早く服を脱ぎ、全裸になりました。
振り返ると妹も自分でTシャツを脱ぎ、パンティ一枚の格好になっていました。
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