母はここじゃなんだからと、となりの自室に俺の手を引っ張った。
敷き布団を出し、母はそこに仰向けになり、足を開いて受け入れ体勢を作った。
『男としてきたんじゃないの?』
と入れながら聞いた。
『してきたわよ』
『じゃなんで俺と』
『あんたが押し倒してきたんじゃない。したいのかと思ったからだよ?それに相手の男性は私と同じ年だから…』
母が言葉尻を濁した様子を見て、その男性では足りなかったのかと感じた。
足を開いて俺は母と繋がってる部分をよく見た。
腰を動かしながらも見た。
時々液が噴出していて、敷き布団はたちまち濡れていった。
もう親子ではなく、肉欲に溺れた野獣と化していた。
登りつめてきた俺は母の両乳房を力強く掴んで腰を振った。
母は喘ぎ声ではなく叫び声だった。
そして俺は母の中にぶちまけた。
母の横に横たわると、母は俺にキスをしてきた。
『すごかった』
と母が言った。
『親子なのに』
と俺が言った。
『うん、でも良かった』
と母は背徳感や罪悪感を感じてないみたいだった。
それどころか。
『もう一回したい』
と母は俺をまたしゃぶりだした。
母は楽しそうにしゃぶっていた。
すぐ復活した俺に母は入れてと後ろ向きになった。
母の液と共にさっき出したばかりの俺の白い液も垂れ流れた。
セックスと言う言葉に俺は綺麗なイメージがある。
母を後ろから突きながら俺はこれはセックスじゃない、汚く醜い獣の交尾だと感じた。
母が遠慮なく出す声もそう思った。
俺も興奮と開き直りで母にいやらしい言葉をぶつけた。
そしてまた中に放出。
その日から母は朝帰りとかがなくなり、仕事が終わると真っ直ぐ帰ってくるようになった。
男性と別れたのかと聞く必要もなかった。
家を出ようとした気持ちもどこかに忘れた。
嫁いだ姉は想像すらしていないだろう。
時々帰ってくる姉の前では俺達は人間のふりをしていたが、姉がいなくなると野獣に帰る。
家から一歩出ると人間、家に入ると野獣。
俺が求めたり母が求めたりの繰り返しが毎日続いている。
もう一年半になる。
父の命日のとき母に聞いた。
『親父はどう思ってるのかな?』
母は黙ったまま笑うだけで返事がなかった。
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