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2013/08/23 05:56:38 (T.Eer32x)
大技

 僕の答えにガッカリした『あいこ』は、僕の背中から離れて、またイスにドッカと腰を下ろしました。その時、イスと『あいこ』が妙に『生々しい音』を鳴らしたので、何気にチラッと横目で見ました。

 すると、ロングワンピースに包まれて隠れていたはずの『あいこ』の足が、剥き出しになっているのに気が付きました。

 『あれっ!?』

 良く見たら、お尻まで丸出しにしてイスに『直座り』してました。さっき僕の上に飛び乗った、あの短時間と言うか一瞬で、ロングのワンピースをなぜか捲り上げたみたいでした。

 「つまんねぇ~事、覚えてんじゃねぇ~~~よっ! で~~~っ? 他にはぁっ!?」

 僕が『驚愕』と『動揺』をしているのに何の反応も無く、『お尻丸出し』をしているのに何も臆する事も無く、『悪魔』は平然と尋問を続けてきました。でも僕は、小麦色の足が目一杯放り出されている事の方が気になって、記憶を上手く『検索』出来ませんでした。

 「い、今まで…、家に彼氏とか、連れて来た事もありませんよ?」

 悲しいパンチラウオッチャーの僕は、逃れられない習性でノーパンだと分かっていても、頻繁に足を組み替えてイラつくJKのデルタ地帯に、パラダイスを探していました。

 「ああ~~~っ!? 何だよ…、何にも頼りになんねぇ~なあ~~~、お前ッ!?」

 「…ごめんなさい。」

 「弟だろぉ~~~!? それも姉ちゃんとヤッちゃう~っ! ヘンタイのぉ~~~!?」

 中2の傷付きやすい『ガラスのハート』をブチ破るような言葉を、また『悪魔』にぶっつけられました。

 「あ、ハイ、すみません…」

 「『まさみ』の事、もっと、ちゃんと、毎日見てろよぉ!」

 「えっ!? ………そんなに、興味ないですよ…。」

 「お前………、ヤッちゃってるくせに、何が『興味ないですよ…』だっ!?」

 今さら、『近親相姦しちゃったのは、「物の弾み」です』と暴露したところで、到底『コイツ』には理解されないだろうし、また変に勘違いされて怒らせたりすると厄介なので、僕は黙って脇腹を蹴られました。

 「あぐっ!! ううっ、いえ、その…」

 「姉ちゃんの事、好きなんだろぉ~~~っ!?」

 「ええっ!? う~~~ん…、どっちかって言うと…、そんなには…」

 「ふざけんなよ…」

 やっぱり『コイツ』にも、近親相姦をヤッてしまうような男には、常日頃から近親者に対して抱いている『歪んだ愛情』があると言う、『常識的』な『偏見』があるようでした。

 「あっ! す、す、すすっ、すみませんっ!! ごめんなさいっ!!」

 「好きだから、ヤッちゃったんだろ?」

 「う~~~~~ん。………ち、違います…。やっぱり。」

 僕は、少なくとも『コイツ』に感じるような『幸福感で満たされたい欲情』を、姉に対しては抱かなかったので、『あいこ』の言う『性行為のために抱く愛情』は、僕は感じていないと断言出来ると思いました。

 「………、分っかんねぇ~ヤツだなあ~っ、お前っ!!」

 何が解らないのか、それが解りませんでしたが、『あいこ』は僕の頭を『パコーン!』と殴りました。殴られた拍子に、また『あいこ』の股間でパンチラを探してしまいました。

 「ああ~、時間の無駄だった! 『ともスケ』ごときに頼った、あたしがバカだった…」

 『あいこ』は物凄くイラつきながら立ち上がって、イラつきながらも注意深く、ワンピースの裾をスルスルと落としました。

 「『ともスケ』は、よくよくあたしをビチャビチャにしたいらしいな?」

 立ち上がった後のイスを見て、『あいこ』がウンザリと言った感じで言いました。僕も起き上がって見てみたら、イスに『あいこ』のお尻とマンコの跡が、何かの水分で出来てました。

 『あいこ』はひとつデカく『はっ!!』と溜め息を吐くと、『マンコ拓』の着いたイスの隣に座りました。僕もそのイスを挟んで静かに腰を降ろしました。やけに広く感じるコインランドリーの中で、洗濯機とエアコンと自販機のモーター音だけが、元気良く陽気にリズムを刻んでいました。

 組んだ膝の上に右肘を付いて、その肘を頬杖にして『あいこ』は難しい顔をしてました。エアコンに煽られて茶髪が結構なびくのに、ピクリともしないで固まってました。それが意外とずっと続いたので、

 『もしかして、寝ちゃった?』

と思って、僕はそっと『あいこ』の表情を盗み見しました。

 久々にマジマジと見る『コイツ』の『スッピン』は、険しい表情の割に、なぜか息苦しかった僕の胸をホッと楽にさせました。僕は『コイツ』の『スッピン』を見てる内に、昔の人見知りの激しかった頃の、『あいこ』がしてた『しかめっ面』をぼんやりと思い出していました。



 僕が『コイツ』と初めて会ったのは、小学校に入る前でした。と、僕は記憶しているんですが、『あいこ』に言わせると『あいこ』が小学校に入る前だったそうです。そうなると僕の記憶と2年もの開きがあります。

 姉に連れられて来たと言ってましたが、とするとバカはまだ小1だったので、『あいこ』の家までの結構な距離を、行動が不安定で無責任極まりないヤツが、幼い僕を連れながら誠実に正確に辿り着けるとは『経験上ありえないと確信出来る』ので、僕の記憶の方が正しいと思います。

 にぎやかで楽しい『あいこ』のお兄さんたちとは、ほんのちょっとしか遊んでもらった事が無かったのに、僕は良く覚えています。でも、その側に必ずいっしょに居たはずの『コイツ』が何をしていたのかは、あんまり記憶にありません。

 思い返すと小さい頃の『あいこ』は、消極的で『前に出たがらない』子でした。いつも誰かの後に引っ付いていた印象があります。その『星飛雄馬の姉ちゃん』状態だった『コイツ』を思い出すと真っ先に出て来るのが、この『しかめっ面』です。

 女の子なのに全然笑ったりしなかったんで、『何なんだろう? この子…』と、いつも僕は不思議に思ってた記憶があります。

 あのまま『前に出たがらない』、『引っ込み思案な女の子』のままでいてもらえたら、僕たちはきっと一人の被害者も出る事のない、平穏無事な日常を『送れたんだろうな…』と思いました。



 今さらですが、何で『コイツ』は、『こうなっちゃった!?』んでしょうかっ!?



 思い出にふけりながらぼんやりと『彼女』を眺めていたら、僕の眼球スレスレの、ホントに睫毛に触ろうかと言うくらいの位置に、『ヤツ』の『チョキ』がピタリと止まっていました。

 それに気が付いた瞬間のあまりの恐ろしさに、僕は『ビクッ!』とも動けずに、カチンコチンに凝固させた上半身を『ゆ~~~~~っくり』と後ろに傾けました。

 すると目の前の『チョキ』が一瞬で消え失せて、今度は僕の鼻の穴を目掛けて、『チョキ』が『アッパー』で飛び込んで来ました。ガッツリ突っ込まれた『鼻フック』で、僕の上半身は『グイ~~~~~ッ』と元に引き戻されました。

 「イダダダダダ………ッ!」

 恐ろしい事に『コイツ』は、『しかめっ面』の『考える人』の形のまんまで、僕を『ノールック』で『目潰し』と『鼻フック』をかまして来ました。もう『ちびりそう』なんて生易しい反応じゃ済まなくて、前後の括約筋を全部解放してしまいそうでした。

 それだけでも十分『お腹一杯』の恐怖だったのに、今度は『どうしたら、そんな事が出来るのかっ!?』解らない『左ジャブ』を、僕の顔の左右交互に、それも耳元ギリギリで、身も凍る風切り音を立てながらマッハで往復させました。

 僕は『猛獣』に『どう料理されるのか分からない恐怖』を、フルコースで堪能させられてました。『ナイフ投げの的』みたいにされてるので、逃げるどころか身震いさえ出来ませんでした。

 脳みその中でかいた、1リットルくらい冷や汗が落っこちて、チンポと肛門からダダ漏れ寸前になっていたら、表の駐車場に小型車が強引に入って来たのが見えました。直ぐさま入口の方から、毎度お馴染みのご陽気なメンズが、ご陽気に声を掛けてきてくれました。

 「ちぃーーース! 僕のハートも洗っちゃって、くれちゃっティーーーす!」

 この時ほど、この方たちがいつもチャラチャラと街中を流してて、『良かった~』と思った事はありませんでした。僕は『ジャブの的』から解放されました。

 この格好の『あいこ』には、どのチャラ男にも『ルアー効果』が働くみたいで、僕の存在をガン無視で近寄って来ました。『チクりん』には『貞子』呼ばわりされましたが、やっぱり『結構、イケてるよな?』と改めて自信が持てました。

 姉から借りたロングのワンピースは、さらに『ルアー効果』をアップさせるみたいで、チャラ男は勇敢にも危険地帯へドンドン踏み込んで来ました。スケベな期待を顔面いっぱいに『剥き出し』にして、茶髪のJKの顔を覗きたがってました。

 その茶髪で隠れたこっち側では、『不敵』で『不吉』な笑みを浮かべた『猛獣』が、静かに間合いを計っていました。ところが後一歩と言う所で、後から入って来た二人目のチャラ男が、まだ入口近くにいたのに遠目からピンチを見事に察知して、

 『うわーっ!!』

と、叫び声を上げました。

 後ろの仲間がダッシュで逃げ出したのを、取り残されたチャラ男も気が付いて振り返りました。次の瞬間、振り向いた体勢のチャラ男の身長が、いきなり伸びました。

 『えっ!?』

 僕は驚いて自分の目を疑いました。さらに驚いた事に、チャラ男の顔が逆さまに見えたと思ったら、チャラ男の両足が宙に跳び上がりました。

 『浮いたっ!?』

 何が何だか解らずに、ただビビりまくってる僕には、一連のチャラ男の動きはスローモーションのように、ゆっくりと見えていました。が、チャラ男の背中に白いワンピース姿の『猛獣』が、ガッチリと抱き着いているのが解ると、そこから一気に標準スピードから早送りで、チャラ男が真っ逆さまになって頭から床に落っこちました。

 「うぎゅっ!!!」

 逆V字に開脚したチャラ男の背中から、白いロングワンピースが綺麗な『ブリッジ』を作っていました。『ヤツ』がチャラ男に『ジャーマン・スープレックス・ホールド』をキメた事を理解するのに、僕は時間がかかりました。




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2
投稿者:siscom   naoi0a0a
2013/08/23 06:22:47    (55GIKq8N)
とってもいいペースです あと、エロをいっぱいお願いしますね!
3
投稿者:あきら
2013/08/24 08:30:03    (HdJYBvRP)
すごいですね(^-^)/
まだまだ、内容が尽きないようで!
楽しみにしてます!!!
4
投稿者:(無名)
2013/08/24 10:34:52    (fD1qfxVi)
あかん。エロさが足りぬ。ともゆきもあいこももっとできる子や。もっとがんばらなあかん。
5
投稿者:愛読者1号 ◆0jh5kQhfUA
2013/08/24 16:40:44    (sw6M4PMZ)
毎回予想もつかない事が起こるエロガキの文章の巧さに感服しますね
一体どんな大人になるのか?
6
投稿者:あ~あ
2013/08/25 18:44:24    (qAXQHRNF)
これっていつまでも続けるつもりなん?
7
投稿者:ルフィー
2013/08/27 21:55:11    (TCkTSBUh)
まだまだ、増刊号に期待してるぜぇー(笑)
8
投稿者:(無名)
2013/09/06 01:25:32    (fIk5uyMJ)
経過報告板なのに、小説あげんなよクソガキ。
てか、なげーよ。つまんねーよ。
9
投稿者:ともゆき
2013/09/06 20:25:52    (p6YGldkn)
コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。

siscomさん、コメントありがとうございます。テンポが悪いのに、いつも素早いレスをしていただきまして感謝感激です。

あきらさん、コメントありがとうございます。内容は尽きています。他の方のコメントの通り長ったらしいだけです。なんとかテンポアップして早く句切をつけたいと思います。

無名4さん、コメントありがとうございます。御期待に添えず申し訳ありませんでした。がんばります。よろしくお願いします。

愛読者1号さん、いつもありがとうございます。役に立たないまでも、周囲に迷惑をかけない大人になりたいです。

あ~あさん、コメントありがとうございます。長ったらしくてすみません。早く終わらせますので、もう少し続けさせて下さい。

ルフィーさん、はじめまして。コメントありがとうございます。増刊号ですか? 予定が未定です。

無名8さん、コメントありがとうございます。お言葉ですが、ナンネット様から止められない限りは、カテゴリーから逸脱していないものと認識しています。クソガキです。ごめんなさい。

天気が荒れまくってます。竜巻と認識確定するのに、何で一日以上もかかるんでしょうか? 気象の世界は複雑怪奇です。




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