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2012/12/05 05:52:42 (eFo1Cjkq)
ハプニング

 お昼過ぎに、僕は家に帰りました。相も変わらず温度が全然下がらない家の中で、白いキャミをビチャビチャにして『鍋焼きうどん』を食ってるバカがいました。

 「おはへり~~~。」

 ダラダラの汗でオッパイをスケスケにしてるバカは、エビ天の衣だけをハフハフしながらすすって、エビを捨てるという、相変わらずバカな食べ方をしてました。

 「何、やってんだよ…」

 「『鍋焼き』食べてる。」

 「見たら、分かるよ。違うって…。何で、この暑いのに『鍋焼き』なんだよ?」



 室温35度。自〇行為だと思いました。(〇の中は音読み『サツ』の漢字です。)



 「分かんないの~? 体調管理よ~。体調管理ィ~い!」

 「はあ~っ?」

 「最近さ~、ず~っと、ずっ~~~と暑いじゃん? だからさ、食事が冷たい物に偏ると、お腹に良くないの~。お・な・か・にぃ~。」

 今までの僕なら、ここで、バカとの『噛み合わない会話』にイライラしてブチ切れていました。が、一応、危険極まりない『爆発物』だけど、『恋人』が出来たきっかけを作ってくれた姉に対して、ちょっと大人になれました。

 「夕べ、何、食べたの?」

 「えっと…、王将の餃子。」

 「一昨日は…?」

 「ゴーヤチャンプルぅ~。その前は~、」

 「知ってるって…。全部、冷たくないから大丈夫だよ。」

 僕がキチンと教えたところで、多分『時間のムダだな』とは分かってはいましたが、『可哀相な病気』の人だと割り切って、付き合ってあげました。

 すると、僕が下らない会話にちゃんと付き合ってるコトが珍しかったのか、姉がこれまた珍しく僕に反応しました。

 「…何、どしたの?」

 「どうもしないって、別に…」

 「沢尻エ〇カぁ~?」

 「…その、『別に…』じゃないよ。」

 「うう~ん、似てないっ! あっ!? 『鍋焼き』に掛けてぇ~?」

 「それなら、『似なくちゃ』ダメでしょ。」

 「あっ、なるほど…。上手いねぇ~、ともゆきぃ。『鍋焼き』だけに!」

 「………、姉ちゃんっ!」

 「はふい…。」

 こんなバカ姉でも僕は、『あいこ』のコトでちょっと感謝していたので、改めて姉に『御礼』が言いたくなりました。

 相手はモロパンで片膝を立て、アソコにパンティーをグイグイ食い込ませてました。そんなふざけた格好のまま、『鍋焼き』を食べ続けていましたが、僕はちゃんと正座しました。正座しながら『食い込み』をガン見しました。

 「…今まで、色々、僕の面倒見てくれて、ありがとうございました。」

 「おっ?」

 「おかげで、『あいこ』と付き合える事になりました。」

 「はふい、ひっへふ~。」

 「これを期に、姉ちゃんとのバカなつき合いは、やめさせてもらいます。」

 「うんんんっ?」

 「これからは、『あいこ』に嫌われるようなマネはしない事に決めました。だから…」

 「…、エライっ!」

 「えっ?」

 「ともゆき、アンタ偉いね。見直したよ~。さすが、アタシの弟。エビ、あげる。」

 お箸でつまみ出された『食べ残しのエビ』を、ちょっとイラッとしながらも、僕はありがたくパクっと食べました。

 「でもね? 感心出来ない。アンタ、あたしに挨拶するには、まだ早い!」

 「えっ? 早い?」

 「そっ。何が早いって、まず、その格好。『朝練後』そのまんまっ! 汚いじゃんっ!」

 「あ、はい…。(よく、そのまんま『東』我慢出来たな…)…でも、」

 「昨日ちゃんと、あたしが教えて上げたでしょ? 挨拶は、まずカッコ! 身支度を整えてから!」

 「…はい。」

 「ほりは、『へいひ』って、ほんふ~~~。あふひっ。」

 「…分かりません。」

 「ん、アチっ。まずは、お風呂っ! 身体を洗って綺麗にしなさい。んで、着替えなさい! そ・れ・か・らぁ~。」

 「よく、分かんないけど…、分かりました。」



 僕は素直にお風呂場に向かい、速攻で身体を洗いました。頭も綺麗に洗ってからと思って、座って一生懸命ワシャワシャやってました。でも、全然泡が切れませんでした。



 ふと、僕のボディソープと香りが違うコトに気がついて、『しまった!』と思いました。気付いた時にはもう、僕の後ろにバカの魔の手が伸びていて、グルングルンに絡まっていました。

 「鈍いねぇ~、ともゆきぃ~。」

 バカが、この前の仕返しをキッチリ返していました。自分のシャンプーを僕の頭に掛け続けるイタズラをして、さらに洗い流せないように僕をくすぐってきました。

 「うあっ、うひっ、いひひっ、やめろっ! あひっ、うあっいひっひ~~~っ、バカっ!」

 「鈍いけど~、ここだけビンカ~ン!」

 くすぐられて、なぜか半立ちになってしまったチンポを、もう素っ裸になってたバカが全身をヌルヌルさせながら、さらに触ってきました。

 「あっ、ああっ、触るなよぉ~っ!」

 また僕の後ろから抱き着きながら両手を使って、下手な『ウナギ掴み』の反対みたいにと言うか、亀頭から根本へヌルヌルしごき下ろす動きを連続でしてきました。ビクンビクン感じました。

 「やめてって! …また、お母さんに見つかるよっ!」

 僕は昨日のアクシデントみたいな、心臓に最悪な事態は『もう~ごめん』だったので、警告を与えました。でも逆に止めるどころか、チンポへの刺激をもっと強烈にしてきました。

 「平気、平気ぃ~! だって、『リッちゃん』いないから~。」

 「えっ? 何で? どっかに出掛けたの?」

 「病い~ん。夕べから、お泊りしてるよ。」

 「……………、それ、『入院した』って事?」

 「あっ、そう、そう! 『入院』って単語、出て来なかった~。『リッちゃん』は入院しました~。」



 とんでもない事態を何の緊張感も無く、サラ~っとバカが教えてきました。泡だらけにされたチンポを振り抜いて、思わず僕は立ち上がりました。反動で姉は尻餅をつきました。



 「どえ~~~~~っ!? 何でっ!? 何で、お母さん、入院したのっ!?」

 「そんなの分っかんないじゃん! 分かんないから、入院したんじゃ~ん。」

 バカと会話して、ホントに、こうもまどろっこしくてイラッとした事はありませんでした。とにかく母が入院した事以外、何にも伝わってきませんでした。

 「何が、どうなって、『入院』になったんだよっ!? 分かるように説明してよ!」

 「え~っ? ああ…、昨日さ~、ともゆきが出掛けてから、『リッちゃん』具合悪くなっちゃって~。お店で『吐き気がする…』って携帯かけてきて~、」

 「でっ? でっ? でっ?」

 「で~~~、あたしが行ってみたら、倒れてて~、お父さんに電話して~、救急車呼んで~、病院行って~、んで、『鍋焼き』!」

 「『んで、「鍋焼き」』の意味が分かんないよっ!?」

 「だから~、お母さん倒れたでしょう? それ見たら、『あ~、あたしも体調管理、ちゃんとしなきゃ~』と思って~。」

 「あ~~~っ、色んなコト、ツッコミたいんだけど、我慢するっ! でっ!? 入院先はっ!?」

 説明している間、両手を後ろについて、立てた両膝をぺちゃ~っと合わせてから、ゆっくり開きつつシャボン幕を作って遊んでたバカが、右手でツルマンをヌルヌルさすり始めました。

 「それよかさ~、せっかく裸になってんだよ? やろ?」

 僕はついマンコをガン見してしまいましたが、どこの世界に『母親が入院した』のに、『近親相姦』をやりたがる不謹慎な姉弟がいるでしょうか?

 「バカじゃあね~~~の!?」





 …取りあえず、僕は1回だけヤル事にしました。最低です。自覚してるだけに最悪です。




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12
投稿者:銀河夢
2012/12/09 11:17:13    (k2Vj2rc1)
初レスです、実は好きなスレと言うより数年後にも読みたくなるスレだと思います、その為に昨日までに古いスレも全部コピペでサブ携帯にメール送信しました、これで何時でも楽しめます、と同時に、ともゆきさんの癖も発見出来ました、読みやすいようにされていると思います、次作も期待しています。
13
投稿者:(無名)
2012/12/12 00:41:21    (3yhHEl5T)
ところで、オチってか最終回ってあるの?
14
投稿者:(無名)
2012/12/15 21:31:47    (hsrFnZnd)
そろそろ続きをおねがいすます…
15
2012/12/16 07:47:22    (nWeW12KZ)
はじめまして、創刊号から
拝見させて頂いております。
淫靡な直接的性表現が散見な割に、
これだけ多くの支持を集められておられるのは。
ひとえに文才の為せるわざとお見受け致します、
特に 構成と表現手法は古くは星新一のショート集。
または浅田次郎か筒井安隆ばりな台詞回しに、
御氏の豊かな才能を感じます。
差し詰め、かなり古くて恐縮ですが。
翔んだカップルのリアル版と言ったところでしょうか?

次号が待ちどうしいです♪
お姉さんのお腹の赤ちゃん、
父親はまさか実父っだたって展開は無いですよねぇ(^^)ρ(^^)ノ
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投稿者:ともゆき
2012/12/19 05:36:58    (oqjSWS46)
コメントをお寄せいただきました皆さん、ありがとうございます。

銀河夢さん、初めまして。コピペまでしていただきまして恐縮です。ありがとうございます。時間が経っても『バカ姉』読んでいただけますでしょうか? 僕は読み返すと、色んなところが恥ずかしくなってきます。ちょっと辛いです(苦笑)。

エロトピア2号さん、初めまして。『翔んだカップル』って『特命係長・只野仁』の作者さんの作品なんですね。すごい長編ですね。『バカ姉』を比較対象にされますと、恐れ多いです。姉の赤ちゃんは、ちゃんとした子供です。不倫なんで正確には『ちゃんと』はしてませんけど。

無銘さん、ぶっちゃけ『最終回』へ突き進んでます。当たり前のコトです。


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