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2007/06/19 17:22:17
(qRx5ha9x)
今から20数年前の事ですが、当時20代の私は納車されたばかりの単車に乗って家の近くを走っていました。未だ扱いに慣れていないし、また途中から雨が降って来たこともあり慎重に走っていたのですが、信号機が黄色に変わったのが見えてゆっくり停車した瞬間、後ろから衝撃が!白いベンツが私に追突したのです。(そのまま行くと思ったので…)助手席から降りてきた40前後の女が言いましたが、私は運転手が出て来ないで顔を伏せて固まっているのを見て腹が立ち(何で運転してたヤツが出てこないんだヨ!腰も打ったし首も痛いから救急車を呼んでくれヨ!)と怒鳴りつけました。狼狽する女は(治療費も修理代も慰謝料も出しますからどうか内輪で済ませて。)と泣きついてきました。車からバックを取ってくると(これ取り敢えず…)と私にお札を握らせました。10万近くあり焦りましたが舐められると思い、(要らねえよ!それより運転手を呼べ!)と言ったら(私の娘なの。免許、昨日取ったばかりで。だから何とか内密に!)私は少し考え(本当に全て弁済してくれるの?医者代や慰謝料とかも?)すると、(私、医者です。この先で主人と開業しておりますので。明日迄は主人は居ませんが、応急手当は出来ますので私の家に来て下さい。)そう言われて改めて女の顔を見ると少しぽっちゃりしていましたがかなりの美形でした。私は近くで状況を観ていた知り合いのスタンドの人に事情を話し、単車を預けて女の車に乗りました。家には誰も居ない事を確認し、更に運転を代わる時に娘の顔もしっかりと見て。
車の中で邪悪な想像をしながら。 続く