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2012/07/15 00:16:20 (FJof60lw)
元カレ

 「この俺を振ったばっかで、さすがだね~。『突き』も『蹴り』も『変わり身』も、みんな速いね~。」

 自称・元カレは、『要〇』に似てました。身長は全然低いですけど…。ルックスが『〇潤』似というだけで、根拠の無いイケメン自信に満ちあふれていました。そのイケメン振りを引き立たせる、『面白顔』の友達を二人連れていました。

 僕たちから見て『要〇』の右後ろに、『ゴリラ風味』が4倍増しくらいの、でっかい『FUJIWARA』の『ハラニシ』が腕組みして立っていました。ちょっと威圧感がありました。

 左後ろには『前歯の出てない「柳沢慎吾」』が、お札の肖像画を折り曲げたような顔をして、各パーツを真ん中に寄せた表情でキメてました。本家同様、何もしていませんが、不思議と笑いが込み上げてくる、卑怯な顔をしてました。

 三人は三人合わせた威圧感で、それなりに『猛獣』を押さえ付けてるみたいでした。けど、僕たちと三人の距離は、実際にはかなり…、自動車2台分くらい離れてました。

 『あいこ』の有効射程距離から絶対安全圏を確保し、尚且つ、そのまた向こうから話し掛けてくるという、保険もかけてきてました。それでも僕は『チャレンジャーだな…』と思いました。

 「イケてるね~。攻めてるね~。今度の彼氏は、チュー坊かぁ? ショタ趣味あったんだ~?」

 僕は、まだ告ってもいないのに、第三者から『猛獣』の『彼氏』と認識されてしまいました。言いようの無い、将来への不安感と絶望感に襲われました。出来れば元カレの『〇潤』に、これからの傾向と対策を教わりたいところでした…。

 「何だよ、『ショウたん』? 珍しく前に出るね~? 抜いてもらいたいの?」

 元カレは『あいこ』に、『ショウたん』と呼ばれました。それを聞いて、友達らしき二人は肩を揺らしてました。が、『ショウたん』だけは、

 「言うなっ!! それを…、絶対言うなっ!!!」

と、真っ赤になって叫んでいました。明らかに僕の『ともスケ』と似たような、『何か』が『…あるんだな』と思いました。お互い被害者同士の情けで、あえて理由は詮索しません。

 「…へっ、チュー坊の前でさ、『抜く』とか言うなよ。あんまり、色んなコトを急いで教えると…、…バレるぜ?。」

 距離も遠いですけど、『ショウたん』の話しが遠回しで、回りくどくて良く分かりませんでした。『あいこ』がイラついてました。

 「はあっ? 何だよ、お前。言いたい事があんなら、ハッキリ言えっ!」

と、『あいこ』が詰め寄ろうとすると、三人は『猛獣』が近づいた分だけ後退して、絶対に射程距離を縮めませんでした。『ショウたん』はビビりながらも、逃げるつもりは無いようで、無謀な挑戦を続けました。

 「いや~、彼氏の前ではさ~、いくら何でも…、マズイよ~。それに、俺が言わなくてもさ、彼にも、おいおい分かって来るだろうし…。」

 『ショウたん』は、僕に不安を掻き立てるようなコトを臭わせて、勝手に邪推してる『関係』をブチ壊したいみたいでした。『ハラニシ』と『シンゴ』は、そんな『ショウたん』の行動が理解できずに、呆れ返ってるみたいでした。

 僕は『ショウたん』が言いたいコトが、『「あいこ」がセックスでイケなかった』コトだと、ピンと来ました。『あいこ』にとって、そんなコトは、もうどうでもいいコトなんですが…。

 でも『ショウたん』は『猛獣』をなつかせる『切り札』として、まだ価値がある『ネタ』と勘違いしてるようでした。

 「…お前、なに『元カレ面』して、しゃべってんだよ…、」

 『あいこ』のイライラが、怒りに変わりそうな、ギリギリのところにまで来ました。『ショウたん』が、全然怯まない『あいこ』にビビって、思わずのけ反りました。『ハラニシ』にドンっとぶつかっていました。

 「えっ? い、いや…、…も、元カレって、思ってくれてるんだ…。う、嬉しいね~。なっ?、なっ?。」

 『ショウたん』はヒートアップしかけた空気を、クールダウンさせるのに必死でした。『ハラニシ』と『シンゴ』は、『話が違うぞ…』って言いたげな顔で、ヤバい雰囲気に包まれて、迷惑そうにビビってました。

 こんな危ない思いをしてまで、わざわざ『猛獣』とヨリを戻したい理由が、二人には見つけられないようでした。僕は『ショウたん』が『あいこ』を諦め切れない理由を、夕べ、たっぷり教わったので、最低ですけど…、半立ちしてしまいました。

 夕べの『あいこ』のあんなコトや、こんなコトを思い出しただけで、頭の中で『猛獣』の『怖さ』より、『あいこ』の『気持ち良さ』の方が勝って、あんな夢やこんな夢が、いっぱい膨らんでしまいます。『ショウたん』もヤリ残したコトが、いっぱいあるんだと思いました。

 何なんでしょう?、このヒト。『猛獣』なんですけど、その毛皮の下の身体が…、気持ち良過ぎなんです。エロ過ぎるんです。かなりの危険を冒した後に得られる、満足感?、達成感?、愉悦感?、がハンパないんです。

 チョモランマ、エベレスト、サガルマータ。見る角度、国によって呼び名は違うけど、登山家の冒険心を掻き立てる、『世界一の山』。危険は十二分に承知していても、登らずにはいられない山。

 ひょっとして、僕は性体験・二人目にして『エロの最高峰』の登頂に、セイコウしたんでしょうか?



 下山途中で、思いっ切り遭難してしまいましたが…。



 『ショウたん』は、そんな『あいこ』って『山』に、また命懸けで挑戦したかったんでしょう…。なぜって?、そこに『エロ~い山』があるからです!

 『あいこ』と『ショウたん』は、二人にしか分からない言い争いを続けてました。僕も『ハラニシ』も『シンゴ』も、『あいこ』が爆発しないか、そればかり考えつつハラハラ、ドキドキしてました。

 「で…? どうすんだよ、そのチュー坊をさぁ? 今さらプラトニックでもないだろ~?」

 「…大きなお世話だよ。」

 「気をつけな~。このお姉さん、激しいぜ~!」

 不意に『ショウたん』が僕に話を振ってきました。まさか僕が『あいこ』と3Pまでヤッてるとは知らずに、元カレの『先輩風』を吹かしてきました。とうとう『あいこ』のイライラがピークを超えました。

 「ウルセーッ! お前に、『ともスケ』とのセックスまで、心配される義理はねーーーっ! テキトーに軽そうなマンコ見っけて、『お医者さんゴッコ』でもヤッてろっ!」

 『あいこ』が強く言った途端、それまで引いていた『ショウたん』が前に出ました。射程距離ギリギリに踏み出しました。

 「何だよ! そいつとヤッたら、お前のビョーキ治んのかよ? チュー坊にイカせてもらえるってかっ!?」

 僕の身体がビクッとしました。一瞬、『あいこ』の身体を風が吹き抜けたような、冷たく寒~い感じが通り抜けました。黙って聞いてた『シンゴ』が、『おい…、おいっ、おいっ!』と『ショウたん』の肩を揺すりました。

 「あ…?、ダレが? 何の? ビョーキだって…?」

 『ハラニシ』がゆっくり、腕組みを解きました。恐ろしいコトに『ショウたん』がついに、『「あいこ」地雷』を踏んでしまったみたいでした…。

 
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投稿者:(無名)
2012/07/15 01:52:56    (FMft6Bh9)
又しても俺が1番早くに見付けてしまった
今回はエロ?ではなかったですが大変楽しめました。出来たら連敗が嬉しいですね。次回作もかなり楽しみです
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