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2009/03/16 00:03:20 (/tJS6H18)
一年もの長期出張から父が戻る事になったあの日、母と私は重苦しい一日を
過ごしていた。何故なら、その間に私と母は、母と息子から、男と女の仲に
変わっていた。父のいない間、次第に私達の絆は強く結ばれた。二人だけの
日々、誰も私達の仲を遮る者の居ない生活は、当初のぎこちない関係から、
次第に不可欠な関係へと変わっていた。毎夜の如く繰り広げられる様になっ
た禁断の行為は、私を一人前の男へと成長させてくれた。そして、私達2人
の仲を妨げるものは誰も居ないものと思っていた。この二人だけの世界は永
久に続くものに思えていた。だが、突然その夢が砕けた。
あの無情な電話により・・。
「明日帰って来るんだって・・。」
母が力ない言葉で私に告げた。
その言葉の意味が直ぐには理解できなかった私、
「如何する・・?」
母が熱い目で私を見た。
その目が、私との仲を訊ねていた。
「如何するって・・そんなの判んないよ。母さんこそ如何するつもり?」
「私だって判んないわ、こんな事考えても居なかったもの・・。」
二人ともに黙ってしまい、それぞれが別々の思いにかられた瞬間でもありま
した。
先に口を聞いたのは母でした。
「トモノリは、私との事これからはどうするつもりなの?」
父が戻ってくれば、当然今までの様な生活は望むべくもないのは当たり前
だ。母には父がいる。同じ寝室で寝る事になるのは周知の事実、もはや私が
如何する事の出来る状況ではなくなる。
「判り切った事聞くなよ! そんな残酷な事・・聞かないでよ。」
私は感極まって涙声となった。
「トモノリ・・ゴメン・・私が悪かったわ、貴方のそんな姿見るの母さんと
っても辛い・・。」
母が私を抱きしめました。
「私だってトモノリと同じ気持ちよ、貴方ともう離れられないわ。」
母のその言葉の意味は、私にもよく判る事でした。
連夜の交わりは、母の熟練した指導の甲斐も有り、今や、母を何度も逝かせ
るまでになっていた。母の女としての真の姿が、私のこの目に焼き付いてい
る。身も心も、母は私の中で女となっていた。
「トモノリの言うとおりにしてもいいよ。母さん覚悟出来てるから・・。」
母がそう言って私の顔を覗き込みました。
「母さん・・・。」
私には正直どうしていいか判りませんでした。でも、母が、私に従うと言う
言葉は最高の贈り物でした。
「ありがとう・・、今は何にも考えられないけど、俺なりに答えを見つける
よ。その時は母さんに話す。」
「いいよ、いつでも言って頂戴、こんな事言うの恥ずかしいけど、母さんは
もうトモノリの女だから・・。」
母が恥ずかしそうにして、私と額を押し付け合いました。
その夜は語るべくもないですが、母と信じられない位、やりまくりました。
この先、私達がいつ出来るか判らない運命です。正に最後の夜です。お互い
の気持ちは一緒です。いつ終わるとも知らぬ、サドンデスの交わりが開始さ
れました。少しばかりの休憩を挟んでは、再び交わる・・の繰り返しでし
た。外が白々と明るくなりかけた頃、私達は泥の様に眠りこんでおりまし
た。目が覚めたのは朝の10時を廻っておりました。枕もとには無数の使用
済みのティッシュが散らばり、昨夜の激しさを私と母に思い出させてくれま
した。
「最初で最後だね・・こんなに一杯したの・・。」
母は嬉しそうにそう私に囁きました。母は絶対に手放しません。



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3
投稿者:★★★★☆
2009/03/22 16:03:20    (Y39lTrgz)
面白かった

文才ある方の作品は違和感につまづくことなく自然に読める
2
投稿者:なぜ?
2009/03/16 13:13:38    (G6pVKybb)
おとうさんずっと家にいるわけじゃないでしょ。いない日すれば済む事だよね?
最後なんて絶対出来ないよ!
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