先日ＪＲのとあるローカル線に乗っていた。
進行方向の右は海、左はすぐ山と言う景色がしばらく続いていた。
止まる駅はほとんど駅員がいない無人駅。
そのひとつの無人駅から中学生らしい少女たちが４人乗車してきてオレの対
面に並んで腰掛けた。
平日の昼間なのにと思ったが冬休みかとすぐ気がついた。
４人は乗客はオレとその４人以外は２,３人しか乗っていなかった。

４人はしばらく傍若無人に大声でほとんど意味がないと思われる会話をして
いたが、やがて一人の少女（コレが一番垢抜けていた）がジッパーがついて
いるかなり大きめのサイフを取り出しその中身を点検しだした。
この少女をＡとしよう。
Ａがサイフを全開にして中身を見ているとすぐ隣のＢが横からＡのサイフを
覗き込み「あっ、」といいながらサイフに指を突っ込みある物をつまみ出し
た。

Ｂのつまみ出したのは未使用のコンドームだった。
するとＡは全然普通の口調で「全部あげるわ。うちにまだあるし。」
「ほんま！」と喜んで再度Ａのサイフからもう２コのコンドームを取り出
し、本当に嬉しそうにその隣のＣとＤに見せていた。

するとそれを見たＣが「Ｂちゃんオトコできたん？」と言った。
それに答えたのはＢではなくＡで「Ｂそれ被せてやるん好きなんやって」
どうも４人のなかでもＡとＢがとくに親密らしい。
Ａと言葉を聞いてＤがやはり嬉しそうに「Ｂちゃん、何に被せるん？キュウ
リか？」と大声で訊く。

「聞いたらビックリするで。」とＡ
「なに、なにい。」とＣ
「おめこ、こわれるで。」とＡ
「いったい　なにでするん。」とＤ
「えへへ。」と照れたように笑うＢ

オレが耳をダンボにしていると列車がちょっとした町の駅に着き４人がまだ
ワイワイ言いながら降りていった。

これはほんの１週間ほどの本当にオレが経験した事で、オレは今でもソレが
何だったのかずっと気になっている。
そしてここにもごく一部の女、ある種の女がいると思った。

Ｊとの付き合いはもう１０年以上になるがＪが女の容姿や歳やましてや性格
のことをアレコレ云うのをほとんど聞かない。
Ｊにとって女の基準はその女がどれだけおめこが好きかということ。

ここでＫ子先生の紹介を。