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2005/03/02 06:00:13 (F4Q/71MI)
駐学の保健医をしています。先日三年生の杉本和巳君が5時間目が始まって、すぐ保健室に来ました。この時間には素行の悪い子達がよく仮病でサボりに来るので厳しく接していますが、杉本君はそのような子達とは違い、クラスでも目立たない大人しい子で仮病を使うような子ではありません。駐3にしては身長も低く発育が遅い方だと思います。今日は元気がなく少し涙目のようです。「どうしたの?どこか痛い?」私は思わず小さい子供に声をかけるような言い方をしてしまいました。「‥あの‥」一言きりでうつむいてしまい、涙が上履きの上に二滴落ちました。私はびっくりしてどうしたのか優しく聞きました。でも黙ったまま涙をこらえているだけです。私は「もし何か言いにくい事でも、先生はみんなの秘密を守る事が義務付けられているの。安心して話していいのよ」と笑顔でいいました。杉本君は決心したように話し始めました。「‥悩んでるんです‥誰にも言えなくて‥僕、変なんです‥頭おかしいんです」また涙の滴がぽとりと落ちました。私は「大丈夫、どんな事でも笑ったりしないし真剣に聞くわよ」と真面目な眼差しで彼の目を見据えました。すがるような表情で彼が続けます。「ぼ、僕‥女の子になりたいんです」勇気を振り絞って告白したのでしょう、彼は耳まで赤くしてうつむいています。「そうなんだ‥」私は冷静な相槌を一言返しました。彼はその冷静さが意外という顔をしていましたが、実は私には薄々予想がついていました。以前彼が体育の授業で足首を捻挫した時に保健室で椅子に座って向き合い、彼の足首を私が持ち上げて具合を診ていると彼がしきりに短パンの裾を気にしていました。何の気無しに目をやると短パンの裾から白いフリルが見えました。(この子、女性用の白いショーツ穿いてるわ)すぐに判りました。その時はびっくりしましたが、敢えて何も言わず湿布をして外科に行くよう指示しました。ふと気付いたのですが、まつげにビューラーを使ったカールが有り、リップクリームもごく淡い色つきだったようでした。いつかは彼がこの件で相談にくる予感が有りました。「難しい問題ね‥確かに今は性同一性障害についての認知も高まって来ているし、その気になれば外科的手術で見た目も変われるけど‥」彼は真剣に向き合い話をする私に安心と信頼、喜びを感じている様でした。「でも本物の女性に生まれ変わる訳ではないのよ、想像を絶する苦労があるはずよ。お金もたくさんかかるでしょうし‥」またションボリしかけてる彼の肩をひとつポンッと叩いて言いました。「放課後相談しましょ、ここじゃ誰かに聞かれたら面倒だから先生の家でね。職員駐車場分かるわね、放課後すぐに来るのよ」「ハ、ハイ」彼は涙を拭いてニコッと笑うと小走りに授業に戻って行きました。私は股間に熱を感じていました。
続く
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