法事で、親戚の家に両親と泊まったとき、奧の狭い部屋をあてがわれた
ことがあった。
親戚の大人達は夜遅くまで話をしていたが、オレは大人の話に付いていけない
ので先に部屋で休んだが、普段と雰囲気が違うので、ぜんぜん眠れなかった。
そうしたら夜遅くなって部屋の電気がついた。
話し声から父と母が部屋に戻ってきたのだと分かった。
かすかに薄目を開けると、母が黒い服を脱いでいる瞬間だった。
オレ的には罪悪感もありながら、母が服を脱ぐ様子を薄目で見ていたよ。
黒いブラとパンティーの姿で服をハンガーで壁に掛けて、服の皺を直していた。
突然、パンツ1枚の父がオレの視界を遮るみたいに現れ、母の身体を抱きしめた。
母と父は抱き合って長い時間、顔や首をからめあい、舌を入れあうようなキスを
していた。父の手は母のパンティーに触れていたし、母の手も父のブリーフに
触れていた。そのあいだ、2人とも一言も発しない静かな時間だった。