夏休み明け…、大学の授業も再開したある日、友人の仁のワンルームでさぼっていた。
俺は自宅から、仁は親からの仕送りとバイトをしながら、ワンルームに住んでいる。
見ていたDVDも終わり、学校に戻るかと題名の書いてないDVDを見つけた。
「これ裏か?」
「それは、俺が撮影した熟女とのハメ撮りだよ。」
「熟女に興味あるか?」
「翔田千里みたいならな。でもババアはイヤだ。」
仁はDVDを再生しながら話を続ける。
「バイト先のパートリーダーなんだ。」
画面が顔のアップになった。
知っている顔だった。
それもいつも見ている顔だ。
「この女とヤッたのか?」
「今の俺のセフレだよ。いい女だろ。たしか俺たちと同い年の息子がいるらしい。」
「貸してやるよ」
「う、うん」
俺は頭がパニックになりながら返事をした。
DVDに映っている女は俺の母だった。
母はカメラの前で、仁とキスを始めた。
お互いの舌が絡み合う濃厚なディープキスだった。
キスシーンを見て俺は不覚にも起ってしまった。
仁はキスをしながら、母の服を脱がせ、ブラウス越しに胸を揉み始めた。
すると母は俺が聞いたことのないような声を漏らし始めた。
俺は隆から数本のビデオを借りて帰った。
隆の話では、関係を持つ前から食生活を心配し食事を持ってきてくれたり、2人で食事にも行ったりしたそうだ。
普段は、化粧も地味で髪も後ろに縛るだけでメガネを掛けていて普通の40歳のおばさんだが、2人の時は薄化粧で口紅も鮮やかで髪も結ばず、フェロモンが出ていて、隆には女らしさを感じさせた。