家族が寝静まった深夜。襖一枚隣で寝ているはずの
両親のが動き出す。
真っ暗な部屋に豆電球が灯り、私の就寝を確認するため、
そっと襖が開き、すぐに閉ざされる。
今から、両親のセックスが始まる。
微かな吐息のような呻き声が衣擦れの音に混じる。
吐息は段々「はぁ・・はぁ」と息遣いに変わり、
一言の呻きが段々間隔を狭めて聞こえくる。
コンドームの袋を破る音がし、少しして
「あぐぅっふ」と声にならない母の呻き声。
一瞬沈黙したかと思うと、次の瞬間、
まるで100mを全力疾走した後のような何とも激しい
母の息遣い。普段は、この息遣いまでしか母は出さない。
でも、その夜は違った。
「久しぶりに換わって。」
「何!、コレ。こんなん入ってたん。いややわぁ」
激しい息遣いの後、小さな声で「いく」。
「なんか、今日おかしいで」
「久しぶりやからちゃう?お父さんも我慢してたん
ちゃうの」
「せやな、最近でけへんかったからな」
「いや、まだこんなになってるで。○○のおちんちんと
ちゃうなぁ」
「あほ、子供と一緒にすんな。」
「そろそろ出す?」
「もう、入れてもええんか。大丈夫か」
「ええよ、入れても」
「あんまり、声だしたらあかんで」
「うん。」
「はっはっ」と小刻みに激しい息遣いが始まる。
「ええわ、ええわ」と喘ぎながら連呼する母。
「あかん、いく、またいく。」「ええ。いく、いく」
父は「声、声」と言いながら「出る、出る」
「あかん、いくて、いくて、いくいく・・・」
最後に、この家には自分たち二人しかいないかの如く、
「いっくぅ」と大声で一言。
今日は、月に一度あるかないかのレアな営みでした。