私が異性に興味を持ち始め悶々としていた頃、当時はネットも裏ビデオもない時代だった。
ある日、父の書斎で両親の秘密のアルバムを見つけてしまった、
何も知識のない私の前に繰り広げられる大人の世界。カメラを見つめて秘部を広げる若き母を
見ながら何度も射精した。フェラやバイブ(当時は張型か)を楽しむ姿は私には変態にしか
思えなかったが、おかずとすれば最高のものとして両親が出かけるのを心待ちにした。
ただ撮影は現在進行形で写真が少しずつ増えていった。写真の裏に書いてある日付は
数日前のもので、私がぐっすり眠っている時に撮影されてものに違いなかった。
いつも私のまえで優しい母と堅物の父がカメラに向かって挿入部分を晒しているのは
現実的ではなかったが、息子としては知らない顔をして毎日過ごしていた。
それからは写真よりも何とか覗けないかと眠らないよう努力してある夜のこと
母が私の名を呼んだので寝たふりをしていると寝室に戻って行った。
足をしのばせて寝室に向かうと、部屋に電気はついていて息遣いが聞こえてきた。
寝室のドアは顔の高さにスリガラスがはまっているタイプで、暗い廊下を明るく
照らしていた。近づくと二人の息づかいが聞こえて間違いなくセックスをしている、
まさかドアを開けることもできず、喉がからからになりながらガラスを触ると
枠に余裕が持たせてあり、少し持ち上げることができることに気付いた。
数ミリの隙間から見た光景は生涯忘れられないこととなった。
母が背を向けて逆騎乗で父に跨り、こちらを向いているのだった。
ドアのところにカメラがセットされ、それに向かって大きく足を広げており、
深くささったところまで丸見えで、父は長いリモコンを持ちながら
タイミングを見てスイッチを押す。パシッ、パシッとストロボが光り
そのたびに母がイヤッ、イヤッと言いながらそのまま果てたようだった。
今思うとすりガラスには私の顔が映っていたのではないかと心配もするが
それからは写真はそっちのけで、寝不足の期間を過ごすこととなった。
実は血は争えず、私も付き合った彼女には同じようなことをしており
それを子供に見つかるのは時間の問題かと思っている。