性に興味を持ち始め、初めて身近に感じたのは両親の
ソレでした。
留守の間に部屋の箪笥の引き出しの中からコンドームを
見つけ、ドキドキしました。
家族が寝静まったある夜、襖が開き二段ベットで
寝ている私たちの様子を見てそのまま部屋に戻り
小さな声で「大丈夫。寝てるわ」と言う母の声が聞えました。
すると、襖の上の開口部から、豆電球の灯りが見えました。
「久しぶりやね」「お父さんしたかったん?」
「生理ででけへんかったしね」
暫く布団の布擦れの音が聞え時々、「はぁ」と小さな
母の吐息と、吐息に混じり「あっ」と小さな呻きが
聞こえ始めました。
吐息と呻きはやがて「はぁはぁ」と激しく、苦しげな
息づかいに変わり、途切れ途切れに苦しそうに
「お、お父さん・・入れて」と母が言いました。
袋を破るような音がして、少しすると、
「うっ」とまるでトイレでいきむように呻くと、
今まで以上に激しい母の息づかいがしだし、暫くすると
「いく・・いく」と小さな母の声
暫く、世間話をしていましたが、急にまた「うっ」と呻きと
荒々しい息づかいがはじまりました。
「あんまり声出したらあかん。起きるで」
「突いて・・・もっと・・突いて」
「そう・・それ・・ええよ・・ええよ」
「お父さん出そうなん?。出す?ええよ・・一杯出し」
「ええわ、ええわ。お父さん。お父さんのが一番ええよ」
「あかん。出すで。出る、出る」
「いく・・いく。あかんあかんまたいってまう」
この日以来、両親の声を聞くのが楽しみとなりました。