俺が小学校四年の時だが、夏休みに母の実家の岩手に家族で遊びに行ってた。
ちょうどその時は母と10歳位離れた妹で叔母の祐子(俺と姉はゆっこと呼んでた)も会社の休みで実家に戻ってきてた。
ある日、夜中にトイレにいきたくなって目が覚めた。ばあちゃん家はその当時、家の外にぼっとん便所とプレハブ小屋みたいな風呂があって、玄関の正面に風呂、そしてその後ろに便所があったので、便所行くときは必然的に風呂場の前を通る事になる。
真っ暗な庭を通って便所に行こうとすると、風呂場から声(か物音)が聞こえた。正直怖かったが好奇心が湧いてそっと入り口のドアを開けたら電気の点いてない奥の浴室で親父と叔母がヤってた。二人とも裸で居たから風呂に入ってるのかとも思ったが、滅茶苦茶息が荒いので違うと分かった。まだその時は親父が40代前半、叔母は短大を出て会社に勤め出したばかりだから20歳前後だったはず。
詳しく覚えてないが確か立ちバックでハメてて、お互いの名前を呼びあってた。親父がイク時に抜いて無かったから中出ししてたんだと思う。
とにかく心臓がバクバクで不倫とかそんな事を考えてる余裕がなかった。見つかったら怒られると思って、急いでトイレに隠れた。
用を足してから戻ると風呂にはもう親父も叔母も居なかった。
朝起きた時には親父も叔母もいつも通りに仲良さげに話してた。
あれ以来一度も親父と叔母がヤってるのを見たことがないので二人の関係がどうなったかは分からない。
現在、俺の親父は定年間近で叔母は二児の母。
家族には話せない俺だけの秘密だ。