初めてそれを聞いたのは中学生の時でした。
深夜、親の寝室から聞こえてきたのはテレビでした。
いつもは、寝ている時間になんの番組を見ているのか
気になって、聞き耳を立てていました。
すると、時々、テレビの音声に混じって、「あ・・」
と言う短いうめき声のようなものが聞こえました。
そのまま聞いていると、うめき声の間隔が短くなってきて、
ビリビリと袋を破る音が聞こえると、
「ふん・・う~ん」と母のきばるような声がしました。
そしてすぐに、まるで100m走でもしたかのような
母の息遣いが聞こえてきました。
その後は、しばらく、無言と、激しい息遣いが繰り返されて
いました。母はとても苦しそうでした。
やがて息遣いに混じって母が「ええわ、ええわ」と
連呼し、最後に「あっ」と一際大きな声がしました。
今思えば、AVのような派手さはありませんでした。
子供にバレないように我慢していたのでしょう。