小さいながらも、記憶に残っている。朝目が覚めたら
母が居ない。寝るときは 一緒に寝るのだが ある時 母を
探した事がある。じいちゃんの部屋から、母の泣き声が聞こえてきて
じいちゃんの部屋に入って行った。じいちゃんが 俺に言った
母がお腹痛いって言うから、じいちゃんが お腹さすって居るんだよって
俺は 母のそばに行って、大丈夫?って声を掛けると、母はうんと言って
俺に 部屋に 戻りなさいと言った。母を見ると 浴衣の寝巻きの胸元が はだけて
いて 乳が見えていた。じいちゃんの部屋を出るとき 振り返って母を見ると
じいちゃんが動き出して、母が声をううって出した のを覚えている。
父が 居ない時の方が多い 母は 男無しでは居られなかったのだろう。