たしか小学校4年生の夏。
母と一緒にお風呂に入っていた時、子供はどこから産まれてくるの?とごくご
く素朴な疑問を母にぶつけた。
妹を妊娠中で大きなお腹をしていた母から「もうすぐ弟か妹ができるのよ」と
聞かされていたでもあった。
洗い場に座って体を洗っていた母が大きく足を開くと性器を広げて見せて「こ
こからよ」と膣口を指で示してくれた。
もちろん母の股間は見慣れているものではあったが陰毛に隠れて中は知る由も
なかった。
初めてあからさまになった女の部分はサーモンピンクと黒ずんだ部分とが混じ
り複雑怪奇な構造ではっきり言って気持ちの悪いものだった。
しかしショックを受けながらも興味の方が勝って、じっと見入ってしまった。
毛深いほうだった母の性器は子供にはもじゃもじゃと真っ黒な毛に覆われた醜
悪で罪深いものに思えた。
「ここから赤ちゃんが産まれてくるのよ。○○もここから産まれてきたの」と
いう母の言葉を上の空で聞きながら性器から目が放せない私だった。
それから一年後くらいだろうか
「赤ちゃんはどうやってできるの?」と母に聞いた。
母はまた性器を広げて見せてくれて「ここに赤ちゃんが産まれてくるところが
あるでしょう?この穴ににお父さんがおチンチンを入れるの。そして精子って
いる赤ちゃんの素になるなるものを中に出すの。お母さんのお腹の中にある卵
子っていう赤ちゃんの素になるものに精子がかかると赤ちゃんができるの」
と丁寧に教えてくれた。
ショックはショックだったのだが
時折ちょっと見てしまった両親のセックスの意味が一気に理解できた瞬間でも
あった。
母と父が絡み合って腰をするつけあってるのではなく母の性器に父が挿入して
いたのだと理解できた。
ませた友人が言っていた「はめる」という言葉がこの行為を表していたのだと
知った。