母の部屋がエロ本の山だったとは!!私は驚いた。それも、全て英語の作品であ
る。母は、英語教育で有名な女子大を卒業した「才媛の誉れ高き」女だった。
母の年は46歳。母は晩婚だったので、当時の私はまだ高1だった。そして、時
代は昭和の50年代中期である。
母の外見は、かなりの美人と言ってもよかった。けれど、母はいつも地味な服
装をして、顔にはメガネをかけていた。母は化粧にも興味が薄くて、いつも口
紅とファンデーションを塗る程度で過ごしていた。そんな化粧でも美人に見え
るので、母は、素材とすれば最高の部類の容姿と言えるかもしれない。
「私が卒業した大学は、生涯独身率が高いのよ だから、結婚できた私は、大
したもんだと思うのよ」と、母が冗談めかしく言ったのを、私は覚えている
特に記さなければならないのは、母のスタイルである。40歳を超えても母のス
タイルは素晴らしかった。腹部の弛みなど殆ど無くて、ウエストは括れてい
た。胸は大きく張り出して尻は形良く膨らんでいた。しかも手足が長い体型な
ので、母は年齢よりも若く見えた。そんな母と街を歩くと、母は男の卑猥な視
線を浴びる事も度々だった。
さて、私が母の性に興味を抱いた理由を記す事にしよう。それは、満員電車で
の目撃が切っ掛けだった。当時は週に三日程も出版社に通っていた母は、偶然
に私と同じ電車になった。同じ車両に母の姿を発見した私は「しまった」と
思ったが、既に混雑に押された私は動けない。諦めてその場に居ると、母は前
後左右を男に囲まれてしまった。
やがて私は、母がいる場所の異常さに気が付いた。母の周りは全て男で、揃っ
て母の方を向いていた。母の顔を見ると、メガネを掛けた顔が、赤らんでい
た。しかも母は、うっとりとした顔で目を閉じていた。
少し前までは、母の周りの男達は別々の方角を向いていた。それが、全て母の
方を取り囲むように向いている。そして、母は息を荒げている。それを見て私
は、全てを理解したのだった。そう、母さんは痴漢されている!!
母の前には風采の上がらないハゲ男が居たのだが、母はその男に凭れ掛かる様
にして、全身を預けていた。隣の男も後ろの男も母に何かをしている様子だっ
たが、私の位置からは何も見えない。母の息遣いは益々荒くなり、時折母は大
きく溜息を吐いた。
やがて母の顔が陶酔の度を深めると、母は身体を悶えさせる様に動かし始め
る。そして、母は眉をしかめては深く溜息を吐く仕草を繰り返した。母の前の
ハゲ男は、興奮した赤ら顔で母の顔を食い入るように見続けている。母は蕩け
るような顔をして喘いでいた。
私は、母の姿を見て強く興奮した。それ程までに猥褻な母の顔だった。そし
て、母が絶対にパンストを穿かない事を思い出した私は、愕然とした気持ちに
なった。母さんがあれを弄られてる!!
その時、私が母の姿に嫌悪感を感じなかったのは、母の顔が性的魅力に溢れて
いたからだと思う。
電車は急行である。次の駅で大勢が降りると、電車は僅かに空いてきた。
そして次の駅で人が乗り込むと、母は反対側のドアに押しつけられた。ハゲ男
は母の腰を両手で抱えると、母にぴったりと付いて、藻掻くようにして移動し
た。その時一瞬だったが、スカートを上げられた母の下半身が見えた。スカー
トの中に何本もの手が伸びていたのが見えた。
母の身体がドアに押しつけられると、ハゲ男は母の腰を太股で挟み付けるかの
ような体勢になった。そして、男は腰を漕ぎ始めた。男の顔は真っ赤である。
禿げ上がった額には脂汗が浮かんで、興奮しきった目は母の顔を食い入るよう
に見続けていた。母の下半身は相変わらず見えなかったが、男の指で局部を弄
られているに違いない。母の顔は陶酔の度を超して泣き顔だった。
母は、口を半開きにして喘いでいた。目は相変わらず閉じられたままである。
鼻梁に深い快楽皺を寄せて、母はメガネの蔓を時々ガラスに当てていた。窓ガ
ラスは、母の吐息で曇っている。時折母の身体がピクピクと震えると、次の瞬
間に母はうつむき加減になって「うぅーっ」と呻き声を漏らした。
暫くして、電車が大きく揺れるポイントを通過すると、母は人の動きを利用し
て反転した。母は顔をこちらに向ける姿勢になった。よくは見えなかったが、
母の手が男の股間に入った様子である。私は母に見られる事を気にしたが、そ
れは無用の心配だった。母は、きつく閉じた目を開かなかったのである。
私は、母の姿を見て喉がカラカラになる程の興奮を覚えていた。母の手が男の
股間に入ったように感じたのである。母は、男の部分を弄っているのか?もし
かして、母は直接に男根を触っているかもしれないのである。ズボンのチャッ
クを下ろす痴女の事をエロ本で読んだ事があるが、まさか母がそれをやると
は!! そして、男の手は確実に母の局部を弄っている筈である。
せわしなく上下する母の胸に、別の男の手が伸びて来る。男の手は、ブラ
ジャーの上から母の乳房を揉み始める。母は顔をハゲ男の胸に擦りつける様な
仕草をして快感に耐えていた。
やがて車内アナウンスが聞こえると、電車は山手線との接続駅に到着した。母
を取り囲んでいた男達は母から離れた。その時に、母のパンティーから引き抜
かれる男の手が見えた。ドアに押しつけられた母を最後まで触っていたのは二
人だった。やがて母のスカートが何事もなかったかのように下ろされると。母
はホームに下りて歩いて行った。母を触っていた男達は散り散りになった。た
だ、ハゲの男だけが母の横を歩いて行く。そして、母と一緒に山手線に乗り込
んだのである。私は、電車に乗り込む二人の姿を見送った。そしてその時、私
にはある予感が閃いた。もしかして、母とハゲ男は知り合いではないのか!!
ハゲ男と母は、最寄り駅の時点で既に密着していたではないか・・!!