世の中、何でも叶う時代に成っても、私が住んで居た田舎では耕す土地も狭く、大型の農作業機械も入らない、ど田舎。父親は現金収入を得る為に、町に有る製材工場で働き、母親も以前は縫製工場で働いていた。
姑が病気で亡くなり、舅と一人では農作業に手が回らなくなり、母親が手伝う事に成った。
私が言うのも何だけど、縫製工場で働いて居た頃の母親は、色白で美人に思えた。
しかし忙しい時には毎日、農作業に出掛ける母親、慣れるまでは、かなり仕事が辛そうで、掌や指には多くの豆が出来、それが潰れてるのを見ると痛々しく思えてしまった。
辛い農作業に慣れた頃には母親は日焼けで真っ黒に成り、手の豆も殆ど出来なく成って居た。
その日も、母親と舅は当然の様に農作業に出掛けたものと思い、台所でお菓子を探した。
すると奥の部屋の方から、聞き慣れない声が微かに聞こえた。
未だ小さかった私は、その声に脅え恐る恐る聞き耳を立ててみる、何か有ったら直ぐ逃げ出せる態勢で耳に神経を集中させた。
聞き取り難い声に私は、恐る恐る声の方に近づいてみる。
声のありかは舅の部屋からだった。
何だろうと思い、中の声に更に聞き耳を立てる。
ガサガサと擦れる音に交じり、母親の名前を呼ぶ舅の声、声を押し殺し抵抗する時のような声を漏らす母親。
その時、私は目の前の襖を開けては成らないと言う思いにかられ、静かにその場を去った。
当時では未だセックスと言うのが理解出来ずに居た私だったが、台所に戻り緊張で身体を硬直させて居ると、どれくらい経ったのか、話し声と足音が聞こえる。私は反射的に身を隠してしまう。
台所に現れた母親のワンピースの胸元が羽だけ片方の乳房が見え隠れする、母親に続き舅も現れた、ランニングシャツは着て居るものの下半身は裸で有った。
「お義父さん先にシャワー浴びて下さい」母親のか細い声。舅は、そんな母親を後ろから羽交い締めにすると羽だけた胸元から手を差し込み乳房をまさぐる。
それを拒むように身を捩り
「お願いだから風呂に行って、今にあの子が帰っ来ます」と言う母親。
「この際だから一緒に‥な!風呂場でも」舅は猥らな笑い顔を作りながら言う。「お前のここは久しぶりだったんだろう?ここは嘘はつかんから」舅はワンピースの裾を持ち上げ手を入れて行く。日焼けのしてない下腹部に黒々と生え揃う母親の恥毛を見て唾を飲み込んだ。