電車が停車すると、母が居る方のドアが開いた。座席脇の角に押し込まれて
いた母は、私の目の前に押されてしまった。激しい混雑で、つり革に掴まっ
た母の身体が強く前に倒される。母は座っていた私に上半身を被せる格好に
なった。母は吊革に掴まった手を離して、車両の窓壁に両手を突いて、後ろ
から押されている身体を支えなければならなかった。
私の目の前には、盛り上がった母の胸が迫っていた。見ると母の胸は、ブラ
ウスの第二ボタンが外されていて、さっきまで男に揉まれていた乳房の盛り
上がりは、私の顔に触れそうな位置で大きく喘いでいた。。ブラウスの第1ボ
タンは外されていなかったので、私には肌色をしたブラジャーの生地が少し
見えているだけだが、目の前で激しく喘ぐ母の胸は圧巻だった。母の顔を見
ると、これ以上無いくらいに赤面していて、母は私から顔を隠すようにして
横を向いていた。
やがて、後ろから押されている母の脚が私の膝頭に当たった。母の脚は温か
くて心地よかった。さらに母が押されると、母の脚は私の内股にまで入り込
んだ。この時、ほんの一瞬だけ母の吐息が静まったように思えた。
最終停車駅から終点までの所要時間は、先発電車が詰まっている関係で、15
分程も要する。それは母にとって、長くて辛い?・時間だったと思われる。母
は終点に着くまで触られ続けたのである。
最初の内は座席に座っている乗客の視線を警戒してか、男は慎重だった。し
かし、後ろに突き出した母の尻が男の股間に接触していたので、男は堪らず
に母を触り始めた。母を見ると、何かに耐えているような顔をしていた。
母は激しく顔を赤らめて、瞳を閉じていた。口元は開き気味で、母の吐息は
私の顔に降りかかっていた。
吊革に掴まっている乗客達は、激しく押されて強く前屈させられていた。だ
から、母の様子は私と隣りの人にしか見えない。そのような状況を確認した
男は、再び母を弄り始めた。
母の後ろに居る男は、用心して母のスカートの後部だけ捲ろうとした。しか
し、母が穿いていたのはセミタイトスカートである。スカートの後ろを上げ
ると前も捲れてしまうので、男は一瞬だけ躊躇した。しかし、母が尻を蠢か
せて男の股間を刺激すると、男は耐えきれずに母のスカートに手を差し込ん
だ。
先程と違って、男の指の動きは慎重だった。男は周りの様子を窺いながら、
少しずつ指先を進めた。スカートの後部右脇から侵入した男の指は、母の外
股で停止して、僅かずつ内側に移動した。
その時間は、母にとって耐え難い程に辛い時間だったのかも知れない。しか
し、男の手は、ゆっくりと母の内股を移動して、ついに母の股間に辿り着
く。そして男は、周りを見回してから、少しずつ指を動かし始めたのであ
る。
私からは、男の手が差し込まれている右側のスカートが捲れている様子がよ
く見えていた。ストッキングもパンティーの一部も見えていた。男の指が母
の内股をそろりそろりと撫でると、母は腰を震わせて熱い吐息を漏らした。
「あぁ~っ あぁ~っ」と、母は蚊の泣くような微かな声を漏らし始めた。
おそらくは無意識の行為なのだろうか・? 座席に座る私の膝を挟み込んでい
た母の脚は、時折きつく締め付けられた。視線を上げて母の顔を見ると、母
は額に汗を浮かべて半泣きである。その目はきつく閉じられていて、開いた
口元からは呻きが漏れていた。
男の指が濡れそぼった股間に届いた時の母の顔を、私は忘れられない。母
は、指がパンティーの縁を潜った瞬間に、歓喜の表情を浮かべたのである。
「あっふ~ん」と甘い溜息を漏らして、母は身を捩ったのである。母の表情
は、泣いているようにも微笑んでいるようにも見えた。そして母は、時折苦
悶するかのように真っ赤に染まった顔を歪めるのだった。
母は堪らず呻き声を漏らした。呻きながら母は、男の腰に強く押しつけられ
ている尻を蠢かせた。男が腰で尻を押すと、それを押し返すように母の尻が
突き出される。そしてその動作は、継続してリズミカルに繰り返された。そ
して、その時である・・「うぅ~っ」と、男が呻き声を出した。男は母のス
カートに潜り込んでいた手を引き抜くと、もがくようにして其の手を手を引
っ込めて、腰の前部に移動させた。そして男は身体をくねらすようにして何
かを始めた。暫くすると男は、母のスカートの後ろを引き上げたて、腰を強
く母の尻に押しつけた。その時である「あっ あぁぁ~っ」と母が狼狽えた
ような声を発した。
しかし母は、直ぐに歓喜の表情を露わにした。母はさらに身体を前屈させる
と、尻を後ろに強く押し出して、両脚をいっぱいに開いたのである。やがて
男の右手が母の股間に戻ると、母は辺りもはばからずに声を出し始めた。し
かしその声は電車の走行音に消されて、周りには聞こえていない。そして母
は、終点に着くまで声を出し続けた。
ターミナル駅に着いた母は、放心状態だった。私が母のスカートに白付着物
を見つけると、母は「ああっ いや~っ」と声を上げた。そして母は、駅の
トイレに駆け込んでしまったのである。
思うに母は、この時に挿入されてはいなかのだろう? おそらくはペニスを尻
の割れ目に嵌められただけだったのだと思われる。しかし、精液でスカート
を汚されたのは事実であり、その後の母は何度か電車内でスカートを汚され
ている。
それ程までに当時の痴漢行為は凄まじかったのである。しかし私は、そんな
母を淫乱と罵る気は無い。ラッシュの電車で誘惑される女は多いし、ただ母
の場合は、ほんの少しだけ性感が強かっただけなのだと納得している。