三年くらい前のことになる。
兄が転勤でかなり離れたところに単身赴任することになった。
兄の荷物の整理のついでに、家の簡単なリフォームと物置の片づけをするこ
とになり手伝いにかり出された。
古い本や書類を整理していると、義姉の日記や子育て記録が入っている箱を
発見。隠しておいて後でそっと持ち出した。
日記は家計簿代わりの備忘録に近いものでまったくつまらないものだった。
がっかりしていると古いノートに挟まっていた基礎体温表がでてきた。
長男をつくったときのものだった。
基礎体温のグラフと生理日、性交の記録が記号で書き込まれていた。
当時25歳の兄と27歳の義姉は週に三回ほどセックスをしていた。
記号だけの記述なのに生々しい情景が浮かんで凄く興奮したのを覚えてい
る。子供ができにくい体質だった義姉は長男の嫁という重圧に耐えながら不
妊治療を続けながらがんばっていたようだ。
排卵日が近づくと連日セックス。小さく書かれた数字は回数だろう。
子供ができないことに悩んで精神的にも追い詰められていた時期だから必死
でセックスしているのが読み取れた。
ところがちょっとおかしいことに気づいた。性交は◎で記述するのだが、欄
の上に書いてあるときと中ほどに書いてあるときがある。
それに適用にはない記号がかなりの頻度で書かれていた。
興味を持った私は謎解きに熱中した(ヒマだったんだなぁ・・・)
そこで日記や手帳などの記録と照合。
詳しいことはどうでもいいので省くが、義姉は別の男とも関係していたに違
いないという結論に達した。それもたぶん三人。
きつい感じのする美人の姉は憧れの人だった。
兄との連日の激しいセックスもショックだったが、それ以外にも男がいたの
は本当に驚いた。
10年前の話なんで詳しいことまでは判らないが、長男ができるまでの三年間
は義姉はほとんど毎日(時には朝昼晩)男に抱かれていた。
甥っ子はいったい誰の種なのか義姉にもわからないだろう。