親の性行為目撃談

暫くして、母も亘も居なくなった居間に入ると、むせ返るような精液の臭いが
した。先程までそこで行われていた行為を思い出すと、不覚にも私は勃起して
しまった。そして、慌てて部屋に戻る母の姿を思い出した時、私は淫らな予感
に苛まれた。母はあれ程迄に興奮していたのである。母が部屋で何をしている
のかと思うと、私は理性を失ってしまった。

母の部屋に近付こうとした時、まだ興奮の表情が残る母が部屋から出て来て、
風呂場に駆け込んだ。私は欲望が抑えきれずに風呂場の裏窓に接近した。母は
脱衣場の洗濯機に下着を置いたまま、浴室に姿を消した。
やがて母が脱衣場に戻ると、少しだけ開いた小窓から、湯を浴びてピンクにに
染まった母の裸身が見て取れた。むせ返るような湯上がりの香りが、窓の外ま
で漂ってきた。

母はバスタオルで全身を拭くと、「ふぅ～っ」と溜息を吐いて、切なそうな顔
で微笑した。やがて母の右手が股間に下りると、分厚い陰唇を分けて白い指が
淫裂に差し込まれる。母はその指で膣を抉るように動かすと再び溜息を吐い
た。

やがては母は洗濯物を入れる籠を開けて、中から男物のブリーフを取り出す
と、それを鼻に押しつけて深く息を吸い込んだ。見ると、そのブリーフには精
液の染みが付いている。「あぁ～っ　亘君～いやらしい～」と、母は小声で呟
くと、陰部に挿入した右手の指を引き抜いて、淫液を性器の上部にある突起に
塗りたくる。

母がブリーフを取り出す時の、一瞬も躊躇しない手慣れた動作。その姿を見
て、私は母が長風呂になった理由を理解した。母は脱衣場で自慰に耽っていた
のである。亘の臭いを嗅ぎながら、母は孤独な行為に耽っていたのである。目
の前に見る母の裸身。それは年に似合わず腰の括れもはっきりしていて、乳房
も形が崩れていなかった。大き目の乳暈は黒ずんでいて、その皮膚にはざらつ
きが見て取れたが、それが返って女体の卑猥さを際立たせていた。母の腰回り
は脂が付いて、尻肉は分厚かった。母の陰部は濃い陰毛に覆われていて、発達
した陰唇の色は、意外な程に赤みが残っていた。その陰唇には、まばらに陰毛
が生えていた。

母は向きを変えると、洗面台の鏡に自らの裸身を映した。左手で乳房を掴む
と、再び右手を陰部に這わせて行為を始めた。母の目は、自慰に耽る自分の顔
を見詰め続けた。私の位置からは母の横顔が見て取れるが、その顔は口を半開
きにして、顎を前に突き出して恍惚としていた。「はっ～はっ」と荒い息を吐
きながら母は腰をくねらせ続ける。時折腰を激しく前に突き出すと、尻肉を緊
張させて背中を仰け反らせた。時折母がこちら向きに身を捩ると、激しく勃起
した陰核が見て取れて、それは完全に包皮が剥けていた。その先端は淫液まみ
れに輝いて見えた。母は陰核を弄り続ける。捏ねるように、指先で円を描くよ
うに、時折二本の指で挟み込んで擦ったり、そして、時折親指と人差し指の腹
で陰核を摘むと、母の腰は激しく痙攣した。

やがて母は、再び亘のブリーフを手にして、ブリーフのその部分を舐めるよう
な動作を始めた。その間にも母の右手は激しく動き続けた。亘の精液が付いた
ブリーフが母の唾液に濡れると、母は精液の部分を吸うようにして口に含ん
だ。「ああ～っ　亘君いやらしい」「こんな事～こんな事～」母は泣きそうな
声で言葉を発した。その間にも母の右手は股間を弄り続けて、母の腰は激しく
前に突き出された。「う～っ　いい～っ」と母は痙攣しながら口走った。やが
て母の行為は佳境に入り、指の動きが加速された。
「いいっ～気持ちいい～亘君好き～お母さん気持ちいい～お母さん狂っちゃ
う」「亘君の欲しい～いれて～入れてよ～」と叫ぶと母は激しく全身を痙攣さ
せて果てたのである。やがて母は、亘のブリーフで陰部を丹念に拭うと、慣れ
た仕草でそれを洗濯機に放り込んだのである。そして、暫く放心したように備
え付けの籐椅子に座って、息を整えた。
やがては母立ち上がり、淫靡な含み笑いを残してして、何食わぬ顔で服を着
て・・外に出て行った。

居間に入ると、既に父が仕事から戻っていた。
「あなた　ごめんなさいね　昼間汗をかいたから、先にお風呂に入ってしまっ
たの」と、母は父に言い訳した。その姿を見て、私は女の怖さを思い知らされ
たのである。